出版社内容情報
平成29・30年告示の学習指導要領が目指す資質・能力?
平成29・30年版学習指導要領では、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱で、資質・能力の育成を目指しています。そして、それに伴い、評価の観点も以下の3点で示されました。
・「知識・技能」
・「思考・判断・表現」
・「主体的に学習に取り組む態度」
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カリキュラム・マネジメントを通して実現する指導と評価の一体化
資質・能力を育成するためには、指導と評価が一体化した形で機能していくことが大切です。
いわゆる「評価のための評価」に陥ることなく、子供たちの発達のために、
指導と評価を連動させていくことが求められるのです。
そのために必要なのが、PDCAのサイクルを通して、子供たちの実態に合わせながら、
授業改善を図っていくためのカリキュラム・マネジメントです。
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理論と実践の両面から徹底解説!
本書では、3名の編著者による確かな解説とともに、
小・中・高・特別支援の各現場の執筆陣による豊富な実践も紹介しています。
・第Ⅰ章「資質・能力を育成するカリキュラム・マネジメント」
小学校・中学校・高等学校・特別支援学校という4つの校種にわたって、
校長によるカリキュラム・マネジメントの実際の例を紹介。
・第Ⅱ章「カリキュラム・マネジメントに位置付いた学習評価」
カリキュラム・マネジメントの視点から、4校種15例の学習指導案と
そこに位置付く学習評価について解説。
・第Ⅲ章「PDCAサイクルに位置付いた学習評価の解説と実際の例」
カリキュラム・マネジメントを通して、PDCAサイクルの中での学習評価を考える上で
重要な用語や概念について解説するとともに、実際の例も紹介。
内容説明
H29・30年版学習指導要領に対応。新たな学習評価をすべて網羅!指導計画等の作成→指導計画を踏まえた教育の実施→児童生徒の学習状況、指導計画等の評価→授業や指導計画等の改善。カリキュラム・マネジメントで実現する指導と評価の一体化→資質・能力の育成。
目次
第1章 資質・能力を育成するカリキュラム・マネジメント(資質・能力の育成に向けて;資質・能力を育成するカリキュラム・マネジメント;カリキュラム・マネジメントの実際の例)
第2章 カリキュラム・マネジメントに位置付いた学習評価(資質・能力を育成する学習評価、その課題と改善・充実に向けて;各教科等におけるカリキュラム・マネジメントを進めるために;カリキュラム・マネジメントにおける学習指導と学習評価;育成したい資質・能力と目指す児童生徒像を踏まえた指導計画;単元や題材等の構想における授業づくりと学習指導案の作成)
第3章 PDCAサイクルに位置付いた学習評価の解説と実際の例(見通しと振り返り;単元等を通した学習評価;評価と評定;個人内評価;観点別学習状況の評価;ペーパーテスト;パフォーマンス評価;生徒へのフィードバック;授業評価と学校評価;授業の改善と充実)
著者等紹介
田中保樹[タナカヤスキ]
学校法人北里研究所北里大学理学部准教授(教職課程センター)。1961年に生まれ横浜市で育つ。1985年に東京理科大学を卒業し横浜市立中学校に理科教員として赴任。1997年から12年間、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校で勤務。在職中、横浜国立大学大学院を修了。最後の4年間は〓木展郎校長の下、研究主任、教務主任として教育とその研究、カリキュラム・マネジメントを推進。2009年から横浜市教育委員会事務局の指導主事、国立教育政策研究所の学力調査官・教育課程調査官、文部科学省の教科調査官を経て、2018年に横浜市を早期退職。現在、北里大学教職課程センターに所属
三藤敏樹[ミフジトシキ]
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校副校長。1963年横浜市生まれ。國學院大學文学部文学科を卒業し、横浜市立中学校に国語科教員として赴任。在職中、文部省若手教員海外派遣団の一員としてアメリカ合衆国インディアナ州に赴く。横浜市一般派遣研究生として横浜国立大学に内地留学し、横浜国立大学大学院を修了。横浜市立港南台第一中学校から、2014年日産自動車人財開発グループへの派遣、2015年から横浜市教育委員会事務局教職員育成課指導主事を経て、2018年から現職。学校心理士
〓木展郎[タカギノブオ]
横浜国立大学名誉教授。1950年横浜市生まれ。横浜国立大学教育学部卒、兵庫教育大学大学院修了。国公立の中学校・高等学校教諭、福井大学、静岡大学を経て、横浜国立大学教授2016年3月退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。