内容説明
授業UDは、すべての子どもが教科の本質の世界にたどり着くためにある。社会的な見方・考え方の成長を、多面化、多角化、一般化、具体化の4つの視点から整理。「展開の工夫」と「技法の工夫」を組み合わせ、全員参加・理解の社会科授業へ!新進気鋭の10人の教師による授業事例を掲載。研究が進む社会科授業UDの原点がここに!
目次
第1章 社会科授業のユニバーサルデザイン(社会科授業のユニバーサルデザイン;社会的な見方・考え方 ほか)
第2章 社会科に難しさを感じる子どもたち(発達障害の子どもにとっての社会科授業;社会科授業における困難さを軽減する授業UD)
第3章 「展開の工夫」と「技法の工夫」(展開の工夫;技法の工夫)
第4章 「深い学び」と社会科授業のUD(「深い学び」と社会科授業のUD)
第5章 実践(3年 安全なくらしを守る;3年 市のうつりかわり ほか)
著者等紹介
村田辰明[ムラタタツアキ]
関西学院初等部副校長。山口県生まれ。山口県公立小学校教諭、山口大学教育学部附属山口小学校教諭、関西学院初等部教諭を経て現職。教師の“知恵”.net事務局。メールマガジン「教師の“知恵”ぶくろ」編集長。教育出版小学校社会科教科書編集委員、日本授業UD学会関西支部代表、日本授業UD学会社会科部代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エース
1
久しぶりに本を読んだ。学習計画を子供たちが立てていくことが良いなと感じた。そのためにカギとなる資料を提示し、予想を分類していく。自然な流れのように感じた。毎時間の目当てがスムーズに決まるようになり、惹きつけるような題材を準備する手間が省けるようになる。自力解決を子供に委ねるのではなく、足場となる資料を提示し誰もが授業に参加できることが大切だと感じた。また単元の問いの中に主語を入れることが大切だということがわかった。2020/10/12
Kei Yamazaki
1
四月に出会いたかった。と思ったら昨年の9月に出たという。問いの作り方がとてもわかりやすい。教育書は基本的に辞書として使っているがこれは読了してしまった。まだまだ読み込みたい。2020/03/03
ジーフー
0
授業展開におけるユニバーサルデザインの工夫と理念について書かれている。前著では局面の工夫が中心であったため、単元全体レベルでのUD化を考えている人におすすめ。それにしてもこの本自体がとても構造化されていて分かりやすい。2020/01/26
エース
0
社会の授業における単元展開の仕方が分かった。見えることを問う→見えないことを問う、この流れがとても良いと思った。それを踏まえての資料選びが大切ということが、ようやく腑に落ちた。これからの社会授業づくりが楽しみである。2020/01/01