目次
学習、授業、学力、教育評価をめぐる学校教育の課題
OPPAの定義および概要
構成主義の考え方に基づく学習および授業とOPPA
資質・能力の育成過程を重視した学力モデルとOPPA
OPPAの学習観と授業観および授業のグランドデザイン
ポートフォリオ評価・パフォーマンス評価・自己評価とOPPA
診断的・形成的・総括的評価とOPPA
思考や認知過程の内化・内省・外化とOPPA
メタ認知の育成とOPPA
授業前・中・後の教材研究とOPPA
小・中・高等学校におけるOPPAの実践
OPPAによる教育効果の検討
著者等紹介
堀哲夫[ホリテツオ]
山梨大学名誉教授・名誉参与。1948年愛知県生まれ。元山梨大学理事・副学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よしひろ
4
生徒の主体的な学びを考えることができる一冊。2022/01/29
UP
2
OPPAの理論的解説本。形成的評価が効果的な学習に寄与することはハッティ『教育の効果』のメタ分析によって明らかになった。が、診断・形成・総括的評価を一箇所に落とし込んだ実践は稀有。それぞれが別々の機会に評価されても、学習者は「自分のための評価」と思いにくい。しかしOPPAを使えば、生徒が自分のための評価であるという評価の本質を実感するだろう。ただ、素朴概念を明らかにする本質的な問い、これが意外と曲者。設定に教員の力量が問われそう。他教科の実践例が見たい。ぐぐろう。BYODが×の教室では特に有効な評価実践。2019/10/23
とろやん
1
OPPAシートの理論をとても詳しく書かれていた。 早速導入出来そうだ。1枚でポートフォリオ、という発想がいい。成長を自分で視認できるのが素晴らしいと思う。2021/01/14
まっきーナ
0
教育現場における振り返りの方法の決定版。振り返りが子どもと教師、双方の改善のためのフィードバックになるという点でOPPAが優れていることがわかる。何より1枚で全て見えるといえシンプルさが良い。2021/07/17
S_Suzuki23
0
OPPシートを使ってみようと思った。本書の内容としてはOPPAを全力で薦めてくるもので、やってみなくてはわからない点も多々あるが、使ってみて改善していけばいいのだろう。2020/12/15