新教科「てつがく」の挑戦―“考え議論する”道徳教育への提言

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  • サイズ B5判/ページ数 153p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784491036564
  • NDC分類 375.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

変わりゆく社会の中で求められている汎用的な資質・能力を育むために、哲学教育の視点を取り入れたお茶の水女子大学附属小学校 独自の教科「てつがく」の理論と実践。「『ある』ってどういうことだろう?」など、価値や概念を問い直し追究する子どもたちの学びの様子を10の実践例で紹介。

内容説明

『ある』ってどういうことだろう?価値や概念を問い直し追究することで、子どもの学びが深化する!子どもの学びに向かう力の育成に挑戦した「てつがく」科の理論と実践にはこれからの教育に必要な「主体的」・「対話的」な授業づくりのヒントが満載!

目次

第1章 “てつがくする”教育課程の構想(これからの教育の方向性をふまえて;“てつがくする”授業の構想 ほか)
第2章 新教科「てつがく」とは(「てつがく」に取り組むようになった経緯について;「てつがく」の目的 ほか)
第3章 新教科「てつがく」の実践(1年生 たいりつとけんか―じぶんたちでたいりつをかいけつしよう;2年生 自分たちの生活を振り返ろう ほか)
第4章 “てつがくする”各教科の授業づくり(国語 子どもとともにつくる、「ことば」の学び;社会 社会的論争問題を通して「政治的リテラシー」を涵養する ほか)
第5章 「てつがく」を“てつがくする”(シンポジウム「『子どもから』の伝統が拓く明日の教育―市民性の育成と新教科『てつがく』の挑戦」(2018/9/20)記録
寄稿 新教科「てつがく」の意義)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryosuke Kojika

7
こうすればとかではない。そもそも考えない子どもはいないですよね。それを引き出す環境整備をがんばろう。安心して話せる環境と関係を。そして、一緒に考えたい。知りたい。よく聞く言葉だが、傾聴と対話を。その本当の意味を。2020/04/08

jakiko8

2
道徳の授業は今までも自分の課題であった。道徳的価値観を教え込むやり方には違和感を覚えていたものの、 道徳的価値観を教えずして道徳の授業をするとはどういうことか悩んでいた。そんな時、哲学の本を読んでいて、本質を問うていく哲学教育を道徳の授業でやってはどうかと思い立ち、本屋に出向いて出会った本。自明と思われている道徳的価値と向き合い、他者との対話を通して共通了解を図る、もしくはその価値を自分なりに捉え直すことができるようにする。これを道徳の授業で実践したいという思いが高まった。2019/04/28

0
お茶の水女子大付属小の新しい試み「てつがく」についての本。 理論的な背景や目的が良くわかる本であった。取り組みに関しては,まだまだエビデンスに乏しい印象を受ける。取り組みの評価の仕方など考える余地がある。 各教科への応用も可能とあり,今後の発展が楽しみであると感じた。2020/09/22

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