出版社内容情報
筑波大学附属小学校で国語教師として全国的な人気を誇る著者初の学級経営本
内容説明
「高学年女子同士」のトラブルの寄り添い方、自己調整力を付ける「連絡帳」活用術、保護者へ説明できる子どもの「叱り方」…筑波大学附属小学校の人気国語教師である著者初の学級経営本。
目次
第1章 規律を育てる―学習規律、基本的な生活習慣を育てる(「どうしたいのかな?」―言葉力の見極め;連絡帳の活用法;自分で決める ほか)
第2章 子どもと子どもをつなぐ―自分の言葉で語らせる(学級の三つの約束;保護者への説明責任も果たす「叱り方」「褒め方」;「『どうして?』って聞いてみた?」―理由を問わせる ほか)
第3章 チームで育てる―保護者・学年団・学校全体で(学級づくりは保護者づくり;チームで育てる)
著者等紹介
青山由紀[アオヤマユキ]
筑波大学附属小学校教諭。東京都生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。東京都の私立聖心女子学院初等科教諭を経て、現職。日本国語教育学会常任理事。全国国語授業研究会常任理事。光村図書小学校『国語』教科書編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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江口 浩平@教育委員会
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【教育書】筑波大附属小学校の国語科青山由紀先生による、学級経営に関する一冊。こういう本はあまり見たことがなかったため、新鮮だった。子どもたちに使ってほしい言葉を掲示してもなかなか定着しにくいが、ここぞというときに黒板の隅に板書して、定着したら消して、また忘れてきたら書くというのがとても使えそうだと思った。先生と子どもを繋ぐ言葉、子ども同士をつなぐ言葉の事例が多く紹介されており、初任者からベテランまで自分の学級の子どもたちの言葉を育てていく上で勉強になると思う。2019/09/05
asami.book
0
青山由紀先生の本を初めて読みました。子どもたちの発達段階に合わせた「こうなって欲しい姿」、そして「その姿に近づけていくための言葉かけ」が具体的にわかりやすく書かれていました。また、保護者の方へきちんと伝えなければならないこと、面談までの準備等も書かれています。日頃の学級経営に、実に色んなことが仕組まれているのだなぁ…と感じます。子ども同士が揉めるときはチャンス!そう思える、どーんと構えた姿に憧れます。読んでよかった一冊でした。2020/04/20