出版社内容情報
「思考」と「読み方」の系統指導をはかる入門期の説明文指導の決定版教科書掲載の説明文は、「問いと答え」「三部構成」などの文章構造を把握する[読み方]のスキルと、【比較】【順序】【推測】などの[思考]力を身に付けられるよう系統化がはかられている。著書はこれを教材特性や段階ごとに整理し、有効な言語活動、授業づくりの手立てを提案している。本書では入門期の代表的な3教材を通して、「問いと答え」を見つけることから、【因果関係】の[思考]を働かせて「しごととつくり」の[読み方]を獲得するまでなど、その授業記録をすべて公開する。
青山 由紀[アオヤマ ユキ]
著・文・その他
内容説明
「思考」と「読み方」の系統指導。入門期の説明文指導の決定版。全時間の授業記録を公開。
目次
1章 板書で見る「くちばし」「じどう車くらべ」「どうぶつの赤ちゃん」(「くちばし」;「じどう車くらべ」 ほか)
2章 「くちばし」「じどう車くらべ」「どうぶつの赤ちゃん」単元構想(説明文における“読み方”と“思考”の系統;単元指導における実際 ほか)
3章 「くちばし」全時間の授業(素材への興味をもたせる―くちばしの形を比べて、その違いへの意識をもつ;説明文の内容を捉える(1)―説明の流れを押さえながら、“きつつき”の事例の視写を完成させる ほか)
4章 「じどう車くらべ」全時間の授業(「くちばし」での学習を想起する―因果関係を表す「そのために」の役割を確かめる;文と文の因果関係を捉える(1)―“バス”や“乗用車”の仕事とつくりを確認し、文の構造を理解する ほか)
5章 「どうぶつの赤ちゃん」全時間の授業(題名やさし絵から動物の赤ちゃんに興味をもつ―「どうぶつの赤ちゃん」への興味を引き出して課題を提示する;文章全体の構成を捉える―「ライオンの赤ちゃん」「しまうまの赤ちゃん」「問い」の説明を分ける ほか)
著者等紹介
青山由紀[アオヤマユキ]
筑波大学附属小学校教諭。東京都出身。筑波大学大学院修士課程修了。聖心女子学院初等科教諭を経て現職。日本国語教育学会常任理事。全国国語授業研究会理事。光村図書小学校『国語』教科書編集委員。光村図書小学校『書写』教科書編集委員。明確な授業理論に基づきながらも、実際の授業に取り入れやすい、子どもの思考に寄り添った具体的でわかりやすい実践提案に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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