出版社内容情報
注目のUDL=学びのユニバーサルデザインを日本初、本格的な解説と実践の具体を紹介。注目のUDL=学びのユニバーサルデザインを日本初、本格的な解説と実践の具体を紹介。
序 文 1
第1章 学びのユニバーサルデザイン(UDL)Q&A 12
1 UDLとは何か? 13
2 脳のネットワークの3つのグループとは何か? 14
3 なぜUDLは必要なのか? 16
4 UDLは特別支援教育なのか、通常教育なのか? 17
5 UDLとUDの違いは? 18
6 UDLの研究基盤は? 19
7 UDLがカリキュラム全体に応用できるというのはどういう意味か? 20
8 なぜテクノロジーとUDLは一緒に語られることが多いのか? 21
9 UDL原則はテクノロジーなしでも応用できるか? 23
第2章 実践のためのツール:UDLガイドライン 25
1 この章の目的 26
2 UDLガイドラインとは何か? 26
3 UDLガイドラインとUDL三原則 28
4 ガイドラインとテクノロジー 29
5 ガイドラインを応用する:その理論的根拠と例 30
6 ガイドラインをどう使うか? 39
7 まとめ 45
第3章 読みの方略指導、UDL、デジタルテクスト:統合的アプローチの例 47
1 チャレンジ 49
2 「 読み」の指導とテクノロジーの交差点 51
3 UDL原則を読解指導に応用する 55
4 デジタル時代の読み書き 63
第4章 書きの指導をUDLで変える 68
1 書きを学ぶことと教えることの難しさ 69
2 書くことを教える基礎としてのUDL 71
3 UDLとウェブベースのテクノロジー:「MassONEライター」で書きの指導を変える 73
4 MassONEライターで教える 77
5 論証文の書き方を学ぶ:JFK中学校の場合 80
6 教科を越えて学習をするために書く:イースト高校の場合 87
7 形成的評価の実践と効果 91
8 上手に、そして頻繁に書く人へ 94
第5章 理科におけるUDL 96
1 理科学習においてバリアとなりうるもの 97
2 UDLとテクノロジーを使って理科授業の中のバリアに対応する 100
3 評価へのかかわり 114
4 まとめ 116
第6章 算数・数学でのUDL 119
1 算数・数学と認知のネットワーク 120
2 算数・数学と方略のネットワーク 125
3 算数・数学と感情のネットワーク 131
4 UDLをどう役に立てるか 132
5 まとめ 143
第7章 UDLで「歴史する」 146
1 従来のカリキュラムがもたらす困難 147
2 UDLで歴史する授業 150
3 歴史を作る:UDLに基づくオンライン環境 155
4 まとめ 169
第8章 UDLと芸術教育におけるオプション 172
1 ダンスと運動のオプション 175
2 視覚芸術のオプション 178
3 音楽のオプション 184
4 職員研修におけるUDLガイドライン 188
5 まとめ 189
第9章 電子機器を使わないUDL:ローテク環境での応用 191
1 UDL原則 192
2 授業例:種子の授業 193
3 まとめ 214
第10章 UDLを運用できる教員の養成 216
1 アメリカの教室を変える:オンラインでいつでも 218
2 カリフォルニアの変化する児童生徒たちのニーズに応える 222
3 教員養成:ユニバーサル・アクセスをUDLと繋げる 223
4 この科目の履修者が実践した特別支援学級におけるUDLとテクノロジーの統合 233
5 UDLとテクノロジーの合体:教室での例 236
6 UDLとテクノロジーの合体:事例 238
7 前へ進む 241
訳者解説 244
最新版 UDLガイドラインver.2.2 252
UDL理解のためのキーワード集 254
著者紹介 256
トレイシー・E・ホール[トレイシー E ホール]
編集
アン・マイヤー[アン マイヤー]
編集
デイビッド・H・ローズ[デイビッド H ローズ]
編集
バーンズ亀山静子[バーンズカメヤマシズコ]
翻訳
内容説明
ICTの活用、適切なオプション、柔軟な学習活動・支援・評価―多様な子どもの学びに合わせて、学び方も柔軟に。科学的根拠に基づくUDLの授業づくり。話題沸騰のUDLを、本邦初完全解説!
目次
第1章 学びのユニバーサルデザイン(UDL)Q&A
第2章 実践のためのツール:UDLガイドライン
第3章 読みの方略指導、UDL、デジタルテクスト:統合的アプローチの例
第4章 書きの指導をUDLで変える
第5章 理科におけるUDL
第6章 算数・数学でのUDL
第7章 UDLで「歴史する」
第8章 UDLと芸術教育におけるオプション
第9章 電子機器を使わないUDL:ローテク環境での応用
第10章 UDLを運用できる教員の養成
著者等紹介
ホール,トレイシー・E.[ホール,トレイシーE.] [Hall,Tracey E.]
博士。CASTの上級研究員。専門である代替アセスメントと、効果的な指導実践に基づく指導デザインをUDLの開発・実施プロジェクト、協働的パートナーシップ、教職員研修に応用してきた。20年以上にわたるカリキュラム・ベースト・アセスメント、教職員研修、特別支援教育指導、カリキュラム・デザイン、プログレス・モニタリング、一斉学力調査などの経験をCASTに持ち込む。連邦政府や私的財団の助成による調査研究の主査や、全米通常教育カリキュラム評価センターの所長も務めた
マイヤー,アン[マイヤー,アン] [Meyer,Anne]
教育学博士。臨床心理士。CASTの創設者の1人であり、教育デザイン主任。サイコロジストとして長年にわたり、学びの心理学的側面と学習障害に注目してきており、CASTにおいても多様な学習者のためのマルチメディア・テクノロジーのデザインで中心的な役割を果たしている。また著作やウェブサイトの開発を通じてCASTのUDLに関する考え方を精選し広めてきた。数多くの学術論文のほか、デイビッド・ローズと共著でUDLに関する本を3冊出版
ローズ,デイビッド・H.[ローズ,デイビッドH.] [Rose,David H.]
教育学博士。CASTの創設者の1人であり主任教育オフィサー。発達神経心理学者であり、学習における新しいテクノロジーの開発に主眼をおいた教育者。1984年にCASTを創設。その活動はUDLへと発展し、今では全米また海外の教育政策や実践に影響を及ぼす存在となった。ハーバード大学教育学部大学院において25年以上にわたり教鞭をとる。米国教育省の全米教育テクノロジー計画を作成したワーキンググループや、数多くの米国教育省や全米科学財団の助成による調査研究の主査を務めてきたが、現在も全米指導教材アクセシビリティ基準の開発と実施をするために設置されたセンター2つの主査を兼務
バーンズ亀山静子[バーンズカメヤマシズコ]
ニューヨーク州認定スクールサイコロジスト。ロングアイランド大学にて特殊教育学修士号、ニューヨーク市立大学にてスクールサイコロジー修士号取得。UDLガイドラインの翻訳をはじめとして、UDLの日本への普及・紹介に努めてきた。特別支援教育士スーパーバイザー、早稲田大学大学院非常勤講師、東京家政大学大学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。