学級経営の教科書

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491033419
  • NDC分類 374.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

イメージや経験談からではなく、理論的に学ぶ。全く新しい学級経営のための「教科書」刊行!イメージや経験談からではなく、理論的に学ぶ

全く新しい学級経営のための「教科書」!

はじめに 001



第1部 学級経営の三領域



第1章 学級経営の基礎と三領域 014

 1 学級経営とは何か? 015

 2 学級経営の二つの潮流 016

 3 学級経営の三領域 019

 Column01 学級経営のエビデンスとは? 033



第2章 〈学級のあたたかさを創る〉必然的領域 035

 1 必然的領域では何を指導するか? 036

 2 学級のあたたかさとは? 043

 3 「排除の論理」から「包摂の論理」へ 045

 4 多様性を尊重する二十一世紀型学級経営へ 047

 Column02 個を大切にする学級経営:ある小学校教師のライフヒストリー 053



第3章 〈できることを増やす〉計画的領域 056

 1 計画的に指導する「きまりごと」とは? 057

 2 計画的領域の指導 067

 3 計画的領域における指導の三つのコツ 075

 Column03 「黄金の三日間」を再考する 084



第4章 〈ともに学級を創る〉偶発的領域 087

 1 なぜ、学級経営に偶発的領域が必要か? 088

 2 ホスピタリティと一体感 090

 3 自治的領域:文化を創造するコミュニティ 092

 4 自律的領域:非認知的能力の育成 100

 Column04 先生の思いを超える学級:ある中学校教師のライフヒストリー 109



第2部  学級活動を通じた学級経営の充実



第5章 学級経営の指導スタイル 114

 1 学級経営の指導スタイル 115

 2 「インクルージョン」と「インターベンション」 118

 3 「トラウマ刺激」にみる「内省」の必要性 122

 4 「インストラクション」と「コーチング」 124

 5 「ファシリテーション」と「コーディネーション」 126

 Column05  話合い活動のファシリテーションを充実させるために 132



第6章 「自律」をめざす指導 135

 1 「自律的」な活動や行動のある学級とは? 136

 2 「意志力」「やり抜く力」という視点 137

 3 生徒指導が「しつけ」になりがちな理由 138

 4 「子どもの変容」を生む指導の難しさとやりがい 140

 5 「自律」に向かう指導とは? 143

 Column06 「ぶつからない指導」だけでいいのか? 152



第7章 「自治」をめざす指導 154

 1 学級は「もろ刃の剣」 155

 2 自治的活動としての「協働的な文化創造」 158

 3 教師のキャラクターとストーリーテリング 162

 4 協働的な文化創造のための三つの軸 165

 5 自治的活動を促進するには? 180

 Column07 組体操問題とは? 無内省性・無反省性の問題 195



第8章 組織的な取り組みによる学級経営のエンパワメント 198

 1 学級活動Plus 200

 2 トラブルや保護者への対応 208

 Column08  子どものトラブルに介入する? しない? 228



おわりに 232

白松 賢[シラマツサトシ]
白松賢(Shiramatsu Satoshi)愛媛大学大学院教育学研究科教授。1970年山口県生まれ。広島大学大学院教育学研究科、徳島文理大講師、愛媛大教育学部講師を経て現職。主な研究分野は学校/学級経営、特別活動、教育社会学。共著に『個性をひらく特別活動』『入門 子ども社会学』(ミネルヴァ書房)などがある。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会 特別活動ワーキンググループ委員。

内容説明

小・中・高を貫く「学級経営の充実」の視点。イメージや経験ではなく、理論的に学ぶ学級経営。

目次

第1部 学級経営の三領域(学級経営の基礎と三領域;“学級のあたたかさを創る”必然的領域;“できることを増やす”計画的領域;“ともに学級を創る”偶発的領域)
第2部 学級活動を通じた学級経営の充実(学級経営の指導スタイル;「自律」をめざす指導;「自治」をめざす指導;組織的な取り組みによる学級経営のエンパワメント)

著者等紹介

白松賢[シラマツサトシ]
愛媛大学大学院教育学研究科教授。1970年山口県生まれ。広島大大学院教育学研究科、徳島文理大講師、愛媛大学教育学部講師を経て現職。主な研究分野は学校/学級経営、特別活動、教育社会学。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会特別活動ワーキンググループ委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Fugin

5
奇抜なことが書かれた本ではない。当たり前のこと、普段感じることを言語化してくれている、そんな本。読む前からななんとなく感じていたこと、やっていることではあっても、それを言葉で読み、改めて理論として吸収することで、自分の実践の後ろ盾になる。実践に自信が付くし、子ども・保護者・同僚などへの説明の役に、また今後自分なりの工夫を加えていくときの土台になってくれるだろう。2020/11/16

あべし

4
この本もなかなかおもしろかった! 学級経営の教科書、と著者も認める仰々しいタイトルとは裏腹に、随分と読みやすく、そしてわかりやすい内容であった。 さまざまな意見や考え方を受け入れつつも、「このような方法もある」と、提案しているところも良い。 自分としては早速取り入れた方法が、「確認」である。確認、と言ってもできたかどうか、という確認ではなく今後の活動で大切なことは何か、という事前指導的な「確認」だ。これが上手いこと子どもたちに落とし込めると、活動後に子どもたちをたくさん褒めることができる。良書。2019/07/08

mori

4
久しぶりに学級経営でちゃんとした本にであった。学級経営を理論的に学ぶにはいい本。 実践に説得力を持たせたり、自信がもてたりできそう。 学級経営の三領域は、ルールとリレーションに並ぶ理論になるかも。 出典や解説も章ごとに丁寧できちんとしているところもいい。2017/08/04

U-Tchallenge

2
学級経営について体系的に学ぶ機会はあまりない。よって、現場での経験則から学級経営の方策をつくっていくことになる。しかし、学級経営はブラックボックス化しており、なかなか見えない。そんな学級経営について体系的にまとめられた一冊。目新しいことはないように思ったが、普段何気なく行っていることが体系的に整理されていた。これで学級経営を考える際の、しっかりとした足場ができたように思う。この足場を確かめることで、ブラックボックス化することもなく学級経営について考えていけるのではないか、と思った。2023/08/27

taku

1
必然的領域、計画的領域、偶発的領域の3領域を意識して、年間の学級経営を行っていくことが大切だと感じた。2020/11/15

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