出版社内容情報
逆転の発想による魔法の保育・教育実践の書『問題行動』を目の当たりにすると、私たちは『問題を叱って減らそう』とします。しかし、『問題』を減らそうとしたら、『問題を起こしていない姿』をほめて増やす逆転の発想が必要だったのです!逆転の発想で、魔法の保育・教育を実践しましょう!
? 逆転の発想で見方を変える・味方になる!
1.子どもの話を聞く!「本音の思い」を大切にする!
(1)じっとしているのが苦手なBさんから学んだこと
(2)180度違う見方ができる!
2.“困った”子どもではなく何かに“困っている”子ども
(1)見方を変えて味方になる!
(2)見方を変えて支援を変える!
? 逆転の発想でほめる!
1.“困った”行動を減らすのではなく、“困った”行動をしていな状態を増やす逆転の発想へ!
(1)叱って子どもの行動を変えようとする発想を変える!
(2)子どもたちの育ちの歴史に思いを寄せる
(3)“困った”行動をしていない状態への注目を増やす!
(4)逆転の発想で魔法の言葉を!
2.子どもをほめるために約束する逆転の発想! ?子どもと約束するポイントー
(1)約束を守れなければ子どもも落ち込みます!
(2)ほめることができる約束をする!
(3)肯定表現で約束する!
(4)ほめる機会を増やす!?年度当初・学期始めがポイント?
3.適切な行動をしている友達をほめる逆転の発想!
(1)『人の振り見て我が振り直せ』
(2)学級が落ち着きをなくすとき…
(3)周りの子どもがお手本になる!
4.子どもの行動をそのまま言葉にする逆転のほめ方!
(1)できる行動が増えてくると…
(2)できて当たり前の行動ができないと叱ってしまう…
(3)できて当たり前の行動に注目する!
(4)子どもの行動をそのまま言葉に!
? 魔法のほめ方・10の提案
提案1:すぐに・まめに・さりげなく5Sで!名前を添えて!
提案2:称賛的なほめ方と情報的なほめ方
提案3:子ども心をくすぐる魔法の言葉!
提案4:ほめるタイミングが大事!?片付けを例に?
提案5:心に響く“Iメッセージ”
提案6:言い方一つで効果もバツグン!
提案7:第三者にほめてもらおう!
提案8:部分をほめる逆転のほめ方!
提案9:ほめるためのしかけを!
提案10:がんばり表でほめる
(1)意義と目的
(2)目標設定のポイントと工夫
(3)評価のポイントと工夫
(4)フォーマットとネーミングの工夫
? 逆転の発想で叱る!
1.子どもを叱る前に、ちょっとブレイク!
(1)気を引く行動!
(2)“困った”行動!?は気を引く行動!
(3)ちょっと待てよ!
2.全く叱らない教育は可能か?
3.罪を憎んで人を憎まず
5.“困った”行動の原因は色々ありそう…
6.叱る・怒る・ほめるを登山に喩えると!
? 魔法の叱り方・10の提案
提案1:ゆっくり・はっきり・目力で!
提案2:叱る原則?短く・厳しく・端的に!
提案3:前置きをして叱る!
提案4:禁止・否定語はNG!
提案5:頭ごなしの注意はNG!
提案6:具体的に!?あいまい言葉にご用心!?
提案7:リハーサル効果!
提案8:ほめるために・叱る!という逆転の叱り方
提案9:たとえを使って叱る!
提案10:視覚的に叱る!振り返る!
(1)イラスト・トーク法
(2)イメージ地図法、概念地図法、連鎖キーワード法
(3)三択(選択)クイズ法
(4)フローチャート法
(5)リセット・リハーサル法
(6)文章化法
佐藤 愼二[サトウ シンジ]
植草学園短期大学 福祉学科 児童障害福祉専攻 主任教授。 明治学院大学社会学部卒業、千葉大学教育学研究科修了。千葉県内の知的障害特別支援学校及び小学校情緒障害通級指導教室での23年間の勤務を経て現職。全日本特別支援教育研究連盟理事、平成28年度千葉県総合支援協議会療育支援専門部会座長ほか。特別支援教育士スーパーバイザー。 主な著作:『実践 通常学級ユニバーサルデザイン??学級づくりのポイントと問題行動への対応?』(東洋館出版社、2014)、『実践 通常学級ユニバーサルデザイン??授業づくりのポイントと保護者との連携?』(東洋館出版社、2015)『特別支援学校 特別支援学級 担任ガイドブック?知的障害教育100の実践ポイント?』(東洋館出版社、2013)、『今日からできる!通常学級ユニバーサルデザイン?授業づくりのポイントと実践的展開?』(ジアース教育新社、2015)、『実践 生活単元学習?授業づくりのポイントとその展開?』(責任編集、ケーアンドエイチ、2017年)、『すぐ役に立つ特別支援学級ハンドブック』(編集、ケーアンドエイチ、2011年)、ほか。
目次
1 逆転の発想で見方を変える・味方になる!(子どもの話を聞く!「本音の思い」を大切にする!―客観的な行動だけで「本音」を評価してはいけない!;“困った”子どもではなく何かに“困っている”子ども ほか)
2 逆転の発想でほめる!(“困った”行動を減らすのではなく、“困った”行動をしていない状態を増やす逆転の発想へ!;子どもをほめるために約束する逆転の発想!―子どもと約束するポイント ほか)
3 魔法のほめ方・10の提案(すぐに・まめに・さりげなく5Sで!名前を添えて!;称賛的なほめ方と情報的なほめ方 ほか)
4 逆転の発想で叱る!(子どもを叱る前に、ちょっとブレイク!;“叱る”行為が不可欠だとするならば… ほか)
5 魔法の叱り方・10の提案(ゆっくり・はっきり!;叱る原則―短く・毅然と・端的に! ほか)
著者等紹介
佐藤愼二[サトウシンジ]
植草学園短期大学福祉学科児童障害福祉専攻主任教授。明治学院大学社会学部卒業、千葉大学教育学研究科修了。千葉県内の知的障害養護学校(現在の特別支援学校)及び小学校情緒障害通級指導教室での23年間の勤務を経て現職。全日本特別支援教育研究連盟理事、日本生活中心教育研究会理事、平成28年度千葉県専門家チーム会議委員、平成28年度千葉県総合支援協議会療育支援専門部会部会長ほか。特別支援教育士スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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