出版社内容情報
本書では、「特別の教科 道徳」で示された内容項目、重要事項、授業の充実に資する教材、道徳科の評価について徹底的に解説した。
第1章 これからの道徳教育 11
1 道徳教育が目指すもの
道徳教育の目標 12
道徳教育推進上の配慮事項 16
2 教育活動全体を通じて行う道徳教育で重視すべきこと
全体計画 20
指導内容の重点化 24
3 豊かな体験の充実
人間関係や環境,豊かな体験の充実 28
4 いじめの防止と安全の確保
いじめの防止や安全の確保 32
5 家庭や地域社会との連携
家庭や地域社会との連携36
第2章 道徳科の展望 41
1 道徳科で育てるもの
道徳科の目標 42
道徳教育の目標と道徳科 46
道徳的価値の自覚を深める 48
内面的資質としての道徳性を養う 52
2 道徳科の内容項目
道徳科の内容項目の概要 56
A 主として自分自身に関すること
善悪の判断,自律,自由と責任 58
正直,誠実 60
節度,節制 62
個性の伸長 64
希望と勇気,努力と強い意志 66
真理の探究 68
B 主として人との関わりに関すること
親切,思いやり 70
感謝 72
礼儀 74
友情,信頼 76
相互理解,寛容 78
C 主として集団や社会との関わりに関すること
規則の尊重 80
公正,公平,社会正義 82
勤労,公共の精神 84
家族愛,家庭生活の充実 86
よりよい学校生活,集団生活の充実 88
伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度 90
国際理解,国際親善 92
D 主として生命や自然,崇高なものとの関わりに関すること
生命の尊さ 94
自然愛護 96
感動,畏敬の念 98
よりよく生きる喜び 100
3 道徳科の年間指導計画
年間指導計画の内容と作成の手順 102
年間指導計画の実際 106
4 道徳科の学習指導案
学習指導案の内容と作成の手順 112
学習指導案の実際?:自己の振り返りを大切にした学習指導案例 116
学習指導案の実際?:一貫して主題にこだわった学習指導案例 119
学習指導案の実際?:基本発問を丁寧に扱った学習指導案例 122
学習指導案の実際?:教材の魅力を生かした学習指導案例 125
5 道徳科の特質を生かした学習指導の展開
明確な指導観に基づく授業構想 128
道徳科における多様な展開 132
道徳科における言語活動の充実 134
(1)読み物教材の効果的な活用と展開
読み物教材を効果的な活用するには 136
読み物教材を活用した実践?:低学年の読み物教材の活用事例 138
読み物教材を活用した実践?:中学年の読み物教材の活用事例 142
読み物教材を活用した実践?:高学年の読み物教材の活用事例 146
(2)問題解決的な手法の活用と展開
問題解決的な手法を活用するには 150
問題解決的な手法を活用した実践?:低学年の問題解決的な学習事例 152
問題解決的な手法を活用した実践?:中学年の問題解決的な学習事例 156
問題解決的な手法を活用した実践?:高学年の問題解決的な学習事例 160
(3)体験的な学習の活用と展開
体験的な学習を行うためには 164
体験的な学習を活用した実践?:低学年の道徳的行為に関する体験的学習 166
体験的な学習を活用した実践?:中学年の道徳的行為に関する体験的学習 170
体験的な学習を活用した実践?:高学年の道徳的行為に関する体験的学習 174
6 道徳科の充実のための環境整備
道徳科の充実に果たす校長の役割 178
道徳教育推進教師を中心とした指導体制の構築 180
道徳科における教材の整備 182
家庭や地域社会との連携による指導 184
7 道徳科の充実に資する教材
低学年
教材1:かぼちゃのつる 186
教材2:お月さまとコロ 187
教材3:はしのうえのおおかみ 188
教材4:2わのことり 189
教材5:きいろいベンチ 190
教材6:およげないりすさん 191
教材7:しあわせの王子 192
教材8:ハムスターの赤ちゃん 193
中学年
教材1:よわむし太郎 194
教材2:まどガラスとさかな 195
教材3:絵はがきと切手 196
教材4:ししゅうのあるセーター 197
教材5:雨のバス停留所で 198
教材6:ブラッドレーのせい求書 199
教材7:十さいのプレゼント 200
教材8:太郎吉と薬や 201
高学年
教材1:流行おくれ 202
教材2:手品師 203
教材3:言葉のおくりもの 204
教材4:くずれ落ちた段ボール箱 205
教材5:卵焼き 206
教材6:ペルーは泣いている 207
教材7:ひとふみ十年 208
教材8:青の洞門 209
8 道徳科の評価
指導と評価の一体化 210
子供の学習状況を把握する 216
道徳科の授業改善 220
考え,議論する道徳授業への改善 223
監修者・編著者・執筆者紹介 226
赤堀 博行[アカホリ ヒロユキ]
荻原 武雄[オギワラ タケオ]
荒木 徳也[アラキ トクヤ]
生越 詔二[オゴセ ショウジ]
波岡 輝男[ナミオカ テルオ]
長谷 徹[ハセ トオル]
後藤 忠[ゴトウ タダシ]
内容説明
二〇一八年四月に道徳の時間は「特別の教科 道徳」・道徳科として、新しい一歩を踏み出す。「特別の教科 道徳」で示された重要事項を徹底解説!
目次
第1章 これからの道徳教育(道徳教育が目指すもの;教育活動全体を通じて行う道徳教育で重視すべきこと;豊かな体験の充実;いじめの防止と安全の確保 ほか)
第2章 道徳科の展望(道徳科で育てるもの;道徳科の内容項目;道徳科の年間指導計画;道徳科の学習指導案 ほか)
著者等紹介
赤堀博行[アカボリヒロユキ]
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官。国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官。1960年東京都生まれ。東京都公立小学校教諭、調布市教育委員会指導主事、東京都教育庁指導部義務教育心身障害教育指導課指導主事、同統括指導主事、東京都知事本局企画調整部企画調整課調整主査(治安対策担当)、東京都教育庁指導部指導企画課統括指導主事、東京都教育庁指導部主任指導主事を経て、現職。教諭時代は、道徳の時間の授業実践、生徒指導に、指導主事時代は、道徳授業地区公開講座の充実、教育課程関係資料の作成などに尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。