内容説明
「もっとできるよ!」「もっと簡単に!」「もっとやりたい!」…子どもの「もっと!」が飛び交う授業を!いくつものエピソードと具体的実践を交えて、わかりやすく丁寧に解説。
目次
第1章 数学的な考え方とは何か―方法に関する3つの考え方(数学的な考え方との出会い;数学的な考え方を育てること、その心は;数学的な考え方の価値を再認識した体験 ほか)
第2章 数学的な考え方を育てる方法(経験させ、考え方のよさに触れさせること;数学的な考え方を育てる授業の分類;数学的な考え方と発問 ほか)
第3章 数学的な考え方を育てる実践事例(1年たし算―たし算カードを使って、並べ方を考える;2年たし算の筆算;3年ひき算の筆算 ほか)
著者等紹介
盛山隆雄[セイヤマタカオ]
1971年鳥取県生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科数学教育専攻修了。学習院初等科教諭を経て、筑波大学附属小学校教諭。2011年10月に「東京理科大学 第4回“数学・授業の達人”大賞最優秀賞」受賞、2012年7月には自身が代表を務める志の算数教育研究会(志算研)が「第61回読売教育賞最優秀賞」(算数・数学教育)を受賞。全国算数授業研究会理事、基幹学力研究会副代表、日本数学教育学会研究部幹事、志の算数教育研究会代表、『算数授業研究』(東洋館出版社)編集委員、教科書「小学算数」(教育出版)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かるー
2
小学校における数学的見方考え方の基礎がわかる本だった。今まで教科書通り、雰囲気でやっていたことも教師がその背景を知ることで指導のあり方は全然違ったものになるんだと感じた。演繹・帰納・類推についておおまかに理解しておくだけで教科書の見え方が変わる気がする。2024/08/08
道錬
0
考え方を分かりやすく分類してあった。2016/07/28
ニャンちゅう二世
0
授業を組み立てる時の基本のエッセンスを学べました。帰納、演繹、類推を意識して考えることで物事をとても考えやすくなるなあということが、本を読み考える中で実感していくことができました。2014/01/05
エース
0
盛山先生が授業で大切にされていることがわかった。数学的な考え方を育てるためには、数学的な考え方を使って問題解決を行う必要がある。問題のレベルは学年によるが、教師がどのような考え方を発揮させるのかを意識しておく必要がある。また価値付けや単元構成、考え方のヒントとなる教具などを工夫が必要である。2020/05/07