内容説明
今、日本は大きな転換期を迎えている。教育におけるその方向は、「画一型の教育から自由型の教育へ」ととらえることができよう。今回の学習指導要領の改訂はそうした方向への改革の嚆矢と位置付けることができる。そこでは、算数教育も大胆な転換を求められている。その根源的な方向は、「主体的な学び」の実現にあると考えている。そうした方向に算数教育を改革していくためには、小手先の方法論ではなく、算数教育のパラダイムの転換が求められる。本書は、構成主義に立ち、そうした算数観・授業観の転換を求めるものである。
目次
理論編(構成的アプローチによる学習づくりの理論)
実践編(導入題を工夫した学習づくり;表現方法を工夫した学習づくり;相互作用を生かした学習づくり;発展的な教材に取り組む学習づくり)