内容説明
国語科の時間にくり広げられるさまざまな活動の中で、子どもたちは自分の興味・関心に応じて生きる力としてのことばの力をのばしていく。そのために教師は、子どもが目的をもって話し、聞き、書き、読む活動を総合的に行う場を作り、個に寄り添って支援していかなくてはならない。子どもの視点を大切にした新しい国語教育論を、活動する子どもたちの姿と豊富な作品例を交えた魅力的な実践事例により生き生きと描き出し、これからの国語教育のあるべき姿を示す。
目次
理論編(国語学習支援論―場を作り個に即して言語生活の向上を助ける(国語学習支援のあり方;翻作のすすめ―なぞったり変えたりして表現する学習;読むことの学習支援;書くことの学習支援))
実践編(ことばと文字で遊ぶ―ザ!お経;詩を楽しむ―詩の世界へ;読書を広げる―ぼくらの読書案内;科学読み物を翻作で楽しむ―私家版絵本『大陸は動く』;物語を翻作で楽しむ―紙上対談『お母さんの紙びな』;調べて発表する―子供防災集会;フィクションを楽しむ―子供作家集団)