内容説明
哲学や思想や倫理だけでなく、政治、経済、教育、科学技術、芸術等、人類の営みの多くの領域の中の宗教的なものに目を向けることで、何が見えてくるのか。本誌は、日本の市民の間に、とりわけ宗教に関わりが深い、また宗教に種々の関心をもつ読者の間に、宗教についての適切な情報を提供し、そしてさらに宗教についてよりよく理解し、考える姿勢が育つための手がかりを提供している。
目次
対談・「ポストモダン社会と仏教」
特集 二一世紀の宗教(地域に根ざした宗教は可能か?―二一世紀の宗教集団;宗教・宗教性・霊性―文化資源と当事者性に着目して;チベットの活仏と中国の宗教政策;ユダヤ教と原理主義の未来―蘇るメイール・カハネの「亡霊」;新世紀の宗教―一〇〇年前の地勢図と未来予想図から)
対談・「現代宗教と女性」
特別寄稿・仏教集団と葬祭儀礼―たてまえと現実のあいだ
宗教における暴力と平和―類型論的考察
イギリスの新宗教と社会
統計に現れた日本人の宗教性の現実
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