内容説明
明治憲法体制の形成期から、展開期、変容期まで。憲法体制の政治構造と政治過程をとりあつかった多様な論文で、研究史上大きな影響を与え、現在も検討すべき論点を含んでいるものを収めた。
目次
第1章 総論と方法論(天皇制国家の支配原理 序章;書評 遠山茂樹・今井清一・藤原彰著『昭和史』(新版) ほか)
第2章 明治憲法体制の形成(侍補制度と「天皇親政」運動;自由民権運動(抄) ほか)
第3章 明治憲法体制の展開(軍部の形成 はじめに;元老の形成と変遷に関する若干の考察―後継首相推薦機能を中心として ほか)
第4章 明治憲法体制の変容(日本ファシズムと人民支配の特質;擬似革命論の生成と射程―『ファシズム』論余滴(5)・最終回 ほか)
著者等紹介
安田浩[ヤスダヒロシ]
1947年生まれ。現在、千葉大学文学部教授
源川真希[ミナガワマサキ]
1961年生まれ。現在、東京都立大学人文学部助教授
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