内容説明
近代から近代へ。数え切れない問題領域と膨大な研究蓄積がある。本巻では「世直し状況」論の展開と批判、幕末維新期の政治過程、近代天皇制国家、民衆運動と地域社会等を論じた17論稿を収録。
目次
第1章 「世直し状況」論の展開と批判(幕藩制崩壊期における武州世直し一揆の歴史的意義;日本近世におけるプロレタリア的要素について ほか)
第2章 幕末・維新期の政治過程(幕末維新期の軍事と徴兵;明治維新と後進国型変革―一九六八年の政府と国家 ほか)
第3章 近代天皇制国家をめぐる相克(神道国教制の形成―宣教使と天皇教権;明治維新と大嘗祭 ほか)
第4章 民衆運動と地域社会(地域支配と部落問題;直轄県における組合村―惣代庄屋制について ほか)
著者等紹介
久留島浩[クルシマヒロシ]
1954年生まれ。現在、国立歴史民俗博物館教授
奥村弘[オクムラヒロシ]
1960年生まれ。神戸大学文学部助教授
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