出版社内容情報
本書は、軍事史家・戦略研究家である著者が、近代史において大きな影響力をもった五名の国家指導者を取り上げ、第二次世界大戦におけるそれぞれの「戦略」がどのように生まれ、実行されたかを分析する作品です。著者は「戦略を理解したかったら、戦略家を理解しなければならない」との考えのもと、生い立ちや性格、心理、実戦経験などに焦点をあてて、人類史上最悪といわれる大戦へ突入し戦い抜く一連の流れをドラマチックかつ新たな切り口で鮮やかに描き出します。上巻では、5人の生い立ちや戦争経験(ボーア戦争や第一次世界大戦など)が彼らの戦略形成にどのような影響を与えたかについて詳説します。下巻では、第二次世界大戦において実際に彼らが戦略をどのように用い、その結果何がもたらされたか、さらにはそれが戦後世界にどのような影響を与えたかが描かれます。本書から導き出されるのは、第二次世界大戦における戦略が極めて個人的で独自性の強いものであったことで、現在ウクライナやパレスチナでの戦闘がどのようにして始まり、続いているかを理解するうえで欠かせない重要な視点を与えてくれます。軍事史ファン、歴史愛好家のみならず国際政治や世界情勢に関心を持つ人にも強く薦めたい作品です。解説に、防衛研究所戦史研究センター主任研究官・石津朋之氏。口絵12ページ。
【目次】
第11章 幕間――両大戦間の年月
第12章 ヒトラー、スターリンと独ソ不可侵条約
第13章 チャーチル、ヒトラーとバトル・オブ・ブリテン
第14章 ムッソリーニ、チャーチルとギリシャ――1940~1941年
第15章 スターリン、ヒトラーとバルバロッサ
第16章 ローズヴェルトとヒトラー、そして戦争への道
第17章 ローズヴェルト、チャーチル、ヒトラー、そして空と海の超戦場
第18章 ムッソリーニ、チャーチル、ローズヴェルトと地中海の帝国
第19章 ヒトラー、スターリンと東部戦線
第20章 チャーチル、ローズヴェルト、スターリン、そして海峡を越えた侵攻
第21章 スターリン、ローズヴェルト、チャーチルと戦後世界
おわりに 戦略家たちの戦争/解説(石津朋之氏)



