避けられる戦争―米中危機が招く破滅的な未来

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避けられる戦争―米中危機が招く破滅的な未来

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  • サイズ B5判/ページ数 464p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490210972
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0031

出版社内容情報

本書は、半世紀にわたって政治家・研究者として中国と深く関わってきた現役外交官でもあるラッド氏が、習近平・中国のイデオロギー的・政治的世界観を徹底分析し、今後米中両国がどのような関係を築くべきか具体的に提言する書である。冷戦終結から30年、ウクライナ戦争、そしてパレスチナ問題が火を噴き、また2024年秋の米大統領選挙の結果次第で世界情勢はさらに混迷するだろう。習近平の野心は国内から世界へと拡がりつつあり、また米国も、ステレオタイプに囚われ中国を正しく理解することができていないなか、米中対立は激しさを増しており、このままでは2030年頃には武力衝突が避けられないとラッド氏は警告する。これは両国に大きなダメージを与えるだけでなく、多くの国や地域を巻き込む世界規模での戦争になる恐れがあることから、ラッド氏は、まずは習近平の世界観を読み解き、そのうえで戦を争回避しよりよい世界秩序を築くための具体的解決策を提示する。中国による台湾侵攻も、米中戦争のきっかけとなりうるとラッド氏は警鐘を鳴らす。日本にとっても多くの示唆を与える貴重な作品である。

内容説明

習近平の世界観を読み解き「米中戦争」回避に向けて具体的シナリオを提示する。半世紀にわたる中国研究の集大成!

目次

はじめに―戦争の危険性について
米中関係の歴史
不信感という問題
習近平の世界観を理解する―同心円を描く10の利益
第1の円 権力維持の政治学
第2の円 国家統一の維持
第3の円 経済的繁栄の確保
第4の円 持続可能な経済発展
第5の円 軍の「現代化」
第6の円 近隣諸国の管理
第7の円 中国の周辺海域の安全保障―西太平洋、インド太平洋、そしてクアッド
第8の円 ゴーイングウエスト―一帯一路
第9の円 欧州、アフリカ、中南米での影響力拡大と北極への足がかり
第10の円 ルールに基づく世界秩序を変える
習近平の中国に対する米国の新しい戦略的対応
習近平の中国の2020年代―第20回党大会の政治学
危険な10年―米中関係の代替的未来
不透明な未来を乗り越える―管理された戦略的競争
エピローグ

著者等紹介

ラッド,ケビン[ラッド,ケビン] [Rudd,Kevin]
元オーストラリア首相。アジア・ソサエティ会長兼CEO、2015年1月よりアジア・ソサエティ政策研究所所長。現駐米オーストラリア大使。オーストラリア国立大学にて中国研究に携わる。国立台湾師範大学(台北)への留学経験もある。大学卒業後、外交官を経て政治家としてのキャリアを歩む。オーストラリア首相(2007‐10年)、外相(2010‐12年)、再び首相(2018年)を歴任。中国語に堪能

藤原朝子[フジワラトモコ]
学習院女子大学非常勤講師。慶應義塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
英中両語を操り、豪州の外交官から首相外相を歴任した著者の精細な分析に圧倒される。西側社会は中国が高度大衆消費社会へ移行すると見ていたが、習近平は共産党の権力衰退を恐れ勢いをせき止めるのに力を尽くした。国の発展よりも権力の安全保障を重視し、毛沢東や鄧小平をしのぐ存在にならんと望んだのだ。そんな習が直面するであろう米中対立のモデルケースを考察し、破滅的な未来を招かない処方箋を提示する。実に冷静で納得できるが、習が敗北の屈辱よりはと全面戦争に打って出る可能性は論じられていない。そうなれば確かにすべて無意味だが。2024/07/10

ceskepivo

8
著者がタイトルを「避けられる戦争」としたのは、衝突が不可避という論調が強まると、戦争の準備へと政策転換が行われるから。これは、第一次大戦前の欧州の状況が示している。著者は元外交官。幅広い視点から米中関係を分析している。米中武力衝突を避けるためにはどうしたら良いか。第三国だけでなく、米中の有識者からも知恵を出してもらいたい。2024/06/15

takao

3
ふむ2024/08/04

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