帝国の遺産―何が世界秩序をつくるのか

個数:

帝国の遺産―何が世界秩序をつくるのか

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月24日 19時13分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 502p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784490210460
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

目次

第1章 アメリカが受け継いだ帝国の遺産
第2章 イギリス帝国の罪と栄光
第3章 ポスト帝国主義時代のEUの計画
第4章 帝国の遺産と現代ロシアの野望
第5章 二つの顔を持つ中国
第6章 「親密な敵」を克服するインド
第7章 ポスト帝国主義時代の不安定な中東
第8章 植民地主義とアフリカの混乱
終章 衝突する帝国の残像

著者等紹介

プリ,サミール[プリ,サミール] [Puri,Samir]
イギリス出身の研究者。専門は国際関係論、戦略・戦争研究。ケンブリッジ大学で博士号を取得(国際関係論)。ジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院の非常勤教授、キングス・カレッジ・ロンドン戦争学部の客員講師を務める。イギリス国防省において世界の戦略的動向に関するアドバイザーを務め、コモンウェルス本部ではテロ対策について助言を行ってきた。研究生活に入る前は、2006年から2009年までランド研究所で外交のキャリアをスタートさせ、その後2009年よりイギリス外務省で勤務した(2015年まで)。アルジャジーラ、BBC、CNBC、スカイ、TRTワールドのニュース番組に出演しているほか、『ガーディアン』紙などにも執筆している。著書『帝国の遺産―何が世界秩序をつくるのか』は2019年、フィナンシャル・タイムズ紙の「2020 year ahead in books」に選ばれた。著書、論文多数

新田享子[ニッタキョウコ]
三重県生まれ。サンフランシスコを経て、現在はトロント在住。政治、歴史、テクノロジー、文学理論と幅広い分野のノンフィクションの翻訳を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

15
原著は2020年刊。帝国主義時代が現代にどのような影響を与えているかを考察。帝国はあらゆる知識や技術、法制度、統治形態を普及させた一方で、搾取や人種差別、植民地主義などの負の遺産も生み出した、この二重思考の必要性を主張している点が本書の肝。帝国が現代にもたらした遺産の幅広さを理解するには、柔軟性と多様性を持った視座が大事。その上で、本書で展開される様々な帝国の興亡史から何が汲み取れるか。ポスト帝国主義時代の現代に国際秩序をいかに維持し、帝国の遺産とどう向き合うのか、まさに目の前に突きつけられている。2022/04/18

Yuki2018

6
原題は「帝国の二日酔い」。帝国主義の時代が終わってから、まだ数十年。現在の世界における国家間・民族間の出来事の多くは「帝国の遺産」に強く影響されている。本書はその切り口からの歴史を整理する本。日韓関係のような問題が世界中にあることを確認。方や、英国が植民地での悪行三昧をどう総括しているかというと「我々の帝国はナチスほど酷くなかった。英印軍は日本と戦い枢軸国の敗北に貢献した」という感じらしい。。。面白い本ではあった。なお、いわゆる南京事件について「犠牲者30万人」としているが明らかに誤り。2021/08/07

バルジ

4
「帝国」という視座から現代の国際情勢を思考するよう読者に迫る。全体的に各国の歴史が長々と語られ論点がバラけている節があるが、終章だけでも読む価値がある。本書いわく「帝国の遺産」が危機を引き起こすのではなく、危機の対応時にその「帝国の遺産」が首をもたげてくるらしい。コロナ危機に見舞われた世界がこの事態に対しどう「帝国の遺産」を出してくるのか、一つの視座としては非常に面白い試みとなりそうである。2021/04/29

T F

3
民主主義、自由、人権といった概念がどこまで普遍的なのかわからないが、色々な政治制度にくらべれば欧米はうまくやっているように思う。かと言ってヨーロッパの帝国主義がアフリカや中東にもたらした結果が免責されるわけでもなく、彼らがロシアや中国の振る舞いを批判する資格があるのだろうか。2023/06/04

路人

3
帝国という言葉にはノスタルジーを感じる。今はない過去の栄光のような。本書は帝国の遺産と現代の問題とのつながりを見るもの。この関連性はあまり理解できなかったが、帝国を視点に各地域(米・英・欧・露・中・印・中東・アフリカ)の通史のおさらいにはなった。2021/04/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17411373
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。