内容説明
平安京成立の794年以来、日本史上初めて天皇が江戸・東京へ。天皇を迎えた江戸の絵師、板元、庶民らの意識は如何に?
目次
本書のはじめに(天皇が「行幸する」ということ;初めての東京行幸―第一回東幸 ほか)
第1章 全体的な概観と画像解析の基礎(圧倒的に多い着御後の東幸錦絵;東幸前の江戸・東京情勢 ほか)
第2章 「東幸行列図」から見えてきた事実(想像図からは何が見えるか;情報の宝庫―着御後の東幸行列図)
第3章 「天盃頂戴図」から見えてきた主張(「御酒下賜」の敢行と実態;歓喜の国輝とその板元たち ほか)
本書のおわりに(東幸錦絵群の解析で判明した絵師・板元のスタンス;「朝威」の核、天皇神格化の誇示がもたらすもの)
著者等紹介
奈倉哲三[ナグラテツゾウ]
1944年、東京に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。文学博士(1990年、東京都立大学)。山陽学園大学教授、跡見学園女子大学文学部教授を経て、跡見学園女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 教行信証の形成と思想