内容説明
古文書が読みたい、でも、くずし字が読めない…。そんな方に最適の1冊!あなたは「部首別画数順」派?それとも「起筆順」派?
目次
第1章 「くずし字辞典」には大きく二種類ある(いろいろな「くずし字辞典」;「部首別画数順」で引く『くずし字用例辞典』と『古文書小字典』の構成 ほか)
第2章 「部首別」で引けると効率的(そう読んで意味が通じますか;部首のくずしが一目でわかる索引 ほか)
第3章 見当がつかない時には「起筆順」(言葉にして声に出しながら探す;その字でよいか文章の中で確認する ほか)
第4章 付録の部分こそ宝物(“カタカナのくずし”と“扁旁くずし基準”;樹形図のような「ヘン」の変化 ほか)
著者等紹介
油井宏子[アブライヒロコ]
1953年千葉県市川市生まれ。1972年千葉県立千葉高等学校卒業。1976年東京女子大学文理学部史学科卒業。船橋市、市川市の公立中学校教諭を経て、1989年からNHK学園古文書講師。近世史や古文書を学ぶ面白さを、全国各地の講座やシンポジウムで紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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果てなき冒険たまこ
2
浮世絵、特に後期浮世絵に書いてある字が読みたくてくずし字を勉強中です。メインとなるテキストを決めてそれ以外にも何冊も読んでみようという試みの一環で読んでみましたがこれは手元に置いておいたほうがいいかもしれないので今度買いに行こう。同時にお勧めの辞典も買わなくちゃね。まずは「入門古文書小字典(柏書房)」かな。そんなに高価じゃないしね。1冊あったほうが勉強の幅も広がるだろうし。2025/05/30
muny
1
ストレスなく気軽に読み進める本。ありがたい。2022/01/15
コーリー
1
古文書を学びたい、くずし字を読みたい、そのために「くずし字辞典」をひけるようになりたい、という人のために「くずし字辞典」の引きかたを紹介した本。著者は主にくずし字初学者に向けた類書が多数あるが、本書は初学者だけではなく、ある程度くずし字が読めるという人にも参考になるのでは。著者の他の著書も改めて読んでみたい。2019/08/11