出版社内容情報
当時の史料を丹念に読み込みながら、明治維新に対して正統な評価を加える骨太な論文集。2018年は明治維新から150年という節目の年である。イギリスには清教徒革命、フランスにはフランス革命、アメリカには独立戦争があった。日本史上、最大の革命である明治維新について、歴史家8人が自由かつしなやかに論じていく。
第1部 明治維新とは何か
第1章 明治維新とは何か(小路田泰直)
第2章 今日から明治維新一五〇年を考える(宮地正人)
第2部 世界史の中の明治維新
第3章 世界史の中の明治維新(小風秀雅)
第4章 西欧型近代国家モデルとの対峙(八ヶ代美佳)
第3部 維新の思考
第5章 明治維新々論(田中希生)
第6章 『夜明け前』と明治実証主義史学(平野明香里)
第7章 山片蟠桃の無鬼論(藤野真挙)
第4部 王政復古論
第8章 王政復古の地平(小関素明)
補章 王政復古・覚書(小路田泰直)
小路田 泰直[コジタ ヤスナオ]
編集
田中 希生[タナカ キオ]
編集
内容説明
尊王攘夷運動の爆発的エネルギーと王政復古のクーデターなしに、日本の近代化はあり得なかった!
目次
第1部 明治維新とは何か(明治維新とは何か;今日から明治維新一五〇年を考える)
第2部 世界史の中の明治維新(世界史の中の明治維新―日本の開国・開港が促進した「交通革命」;西欧型近代国家モデルとの対峙―北一輝と孫文の「革命」構想から)
第3部 維新の思考(明治維新々論―王政復古と島崎藤村;『夜明け前』と明治実証主義史学;山片蟠桃の無鬼論―維新革命と民心不一致についての試論)
第4部 王政復古論(王政復古の地平―天皇親政と革命;王政復古・覚書)
著者等紹介
小路田泰直[コジタヤスナオ]
1954年生まれ。奈良女子大学文学部教授・副学長。修士(文学)
田中希生[タナカキオ]
1976年生まれ。奈良女子大学文学部助教。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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