出版社内容情報
核・軍事・ウクライナ・NATO・中国・宇宙開発・・・ 大国ロシア、皇帝プーチンが思い描く策とは?謎の大国の全貌と戦略に迫るプーチン大統領が絶対的指導者として君臨するロシア。この大国は、どこに向おうとしているのか。軍事、核、宗教、ウクライナ、NATO、旧ソ諸国、北方領土問題、宇宙開発など多岐にわたる切り口からロシアの戦略に迫る。「軍事大国ロシア 新たな世界戦略と行動原理」で話題となった、いま注目の若手ロシア研究者 小泉悠氏の最新作。
序章 プーチンの目から見た世界
第1章 プーチンの対NATO政策 ― ロシアの「非対称」戦略とは
1 ロシア軍の「復活」
2 NATOに対する「弱者の戦略」
3 ロシアの軍事力を支える「介入」と「拒否」
第2章 ウクライナ紛争とロシア?「ハイブリッド戦争」の実際
1 「ハイブリッド戦争」の方法論
2 クリミア半島電撃戦
3 泥沼化するドンバス紛争――もう一つの「ハイブリッド戦争」
4 ロシアにとっての「ハイブリッド戦争」
第3章 「核大国」ロシア
1 ロシアと「核なき世界」
2 積極核使用ドクトリンへの傾斜?
第4章 旧ソ連諸国との容易ならざる関係
1 不信の同盟CSTO
2 「同盟」のレゾンデートル
3 ミンスクに「礼儀正しい人」が現れる日
第5章 ロシアのアジア・太平洋戦略
1 日中露の三角関係
2 極東ロシアの軍事力
第6章 ロシアの安全保障と宗教
1 宗教を巡るポリティクス
2 ロシアの安全保障と「イスラム・ファクター」
3 「イスラム国」とロシア
第7章 軍事とクレムリン
1 「シロヴィキ」の台頭
2 シロヴィキをめぐる軋轢
3 「国家親衛軍」をめぐって
第8章 岐路に立つ「宇宙大国」ロシア
1 宇宙作戦能力の回復
2 宇宙産業の建て直しはなるか
3 もう一つの重要課題――外国依存からの脱却
結 び
おわりに
小泉 悠[コイズミ ユウ]
1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、同大学院政治学研究科修了。政治学修士。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMO RAN)客員研究員などを経て、現在は公益財団法人未来工学研究所で客員研究員を務める。ロシアの軍事・安全保障を専門としており、特にロシアの軍改革、ハイブリッド戦略、核戦略、宇宙戦略などに詳しい。主著に『軍事大国ロシア 新たな世界戦略と行動原理』(作品社、2016年)があるほか、『軍事研究』誌等でロシアの軍事・安全保障に関する分析記事を執筆している。テレビ、ラジオなどのメディア出演も多い。
目次
序章 プーチンの目から見た世界
第1章 プーチンの対NATO政策―ロシアの「非対称」戦略とは
第2章 ウクライナ紛争とロシア―「ハイブリッド戦争」の実際
第3章 「核大国」ロシア
第4章 旧ソ連諸国との容易ならざる関係
第5章 ロシアのアジア・太平洋戦略
第6章 ロシアの安全保障と宗教
第7章 軍事とクレムリン
第8章 岐路に立つ「宇宙大国」ロシア
著者等紹介
小泉悠[コイズミユウ]
1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、同大学院政治学研究科修了。政治学修士。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMO RAN)客員研究員などを経て、現在は公益財団法人未来工学研究所で客員研究員を務める。ロシアの軍事・安全保障を専門としており、特にロシアの軍改革、ハイブリッド戦略、核戦略、宇宙戦略などに詳しい。テレビ、ラジオなどのメディア出演も多い。ロシア生まれの妻と娘の3人暮らし(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
coolflat
BLACK無糖好き
やまやま
sakadonohito