出版社内容情報
佐藤優氏推薦!「イスラームについて知るには、この本を超えるものはない」 国際情勢・歴史を理解するための必読書!
イスラームを歴史、宗教、生活、しきたり等多彩な視点から詳説。圧倒的な情報量とわかりやすい解説で、学生から愛好家、専門家まで幅広いニーズに応える。過激派組織ISをはじめ国際情勢の最新の分析も。国際情勢・歴史を理解するための必読書!(本書は、1999年刊行の『イスラーム教を知る事典』を、現代の国際情勢に合わせ、新たな項目を加筆したものです。)
序 イスラーム教理解のために
1 アラブ人の思考と行動様式
風土が生み出したアラビア民族の思考性/なぜアッラーはアラブ人を選んだのか/
思考と行動様式の源泉―風土と歴史・沙漠/酷暑と乾燥を利したアラブ人の戦法、ほか
2 イスラーム教の降誕と預言者時代
アラブ人はどこから来たか/沙漠で生きていくための必要不可欠な能力/
ムハンマドとイスラーム教の誕生/至上の音楽クラーン/
原イスラーム教国の出現/正統カリフ時代/
誕生した抗争の二大勢力、ほか
3 多様化し拡散するイスラーム世界
生きるための征服の開始/拡張、定着、そして分裂するアラブ・イスラーム世界/
教徒にとって法とは何か/礼拝所での一日/金曜礼拝は連帯意識の認識、ほか
4 雑学イスラーム教案内
中東世界の中における宗教の共存/「干渉されず、干渉せず」の世界/
断食の行に見られる実例/礼拝所(モスク)は神社や寺院ではない/
必要ならモスクの破壊、巡礼の中止も許される/
イスラーム教徒の生活――誕生と幼児期・割礼・教育・男女交際と結婚・葬儀・六信と五行・ジハード、ほか
5 今日の中東世界とイスラーム教
イスラーム脅威論のはじまり/「アラブの春」は民主化運動か/
近代国家の概念との対立に直面する中東世界/イラン・イスラーム革命の衝撃/
イスラーム過激派の特徴/「イスラーム国」を読み解く、ほか
補足解説
用語の手引き
【著者紹介】
1938年、北海道に生まれる。1964年、拓殖大学政経学部卒業。卒業後エジプト共和国開催の世界青少年会議に参加のため渡航、アズハル大学に政府官費留学生として滞在。1971年帰国。1975年、国際商科大学に奉職と同時に財団法人昭和経済研究所内にアラブ調査室を開設、室長としてアラブ政治情勢分析を関係各位に提供、中東季報の刊行を開始し、財団法人中東協力センターニュースに毎月アラブ政治情勢分析を25 年にわたり発表。情勢分析報告会を開催、情勢分析活動を展開。陸・海・空自衛隊幹部学校、警察大学校、関東管区警察学校、筑波大学大学院、拓殖大学大学院、千葉商科大学等で講義。アジア親善交流協会企画委員、エネルギー情勢調査会研究員、拓殖大学海外事情研究所客員教授、拓殖大学イスラーム研究所客員教授。2008 年、東京国際大学を定年退職。現在は財団法人昭和経済研究所アラブ調査室室長、東京国際大学名誉教授、田中塾塾長、扶桑塾塾長、アラブ戦略問題懇話会代表世話人。専門はアラブ政治情勢分析。主な著書に『イスラーム教を知る事典』、『イスラーム過激運動』(いずれも東京堂出版)ほか。
目次
序 イスラーム教理解のために―アッサラーム・アライコム(プロローグ;本書は専門書にあらず ほか)
1 アラブ人の思考と行動様式―ファジルの章(風土が生み出したアラビア民族の思考性;日本人と砂漠 ほか)
2 イスラーム教の降誕と預言者時代―ズフルの章(アラビア民族の登場;闘争のアラビア ほか)
3 多様化し拡散するイスラーム世界―アスリの章(歴史への登場;拡張、定着、そして分裂するアラブ・イスラーム世界 ほか)
4 雑学イスラーム教案内―マグリブの章(アッラーの支配する世界;イスラーム教徒の生活 ほか)
5 今日の中東世界とイスラーム教―アシャーアの章(イスラーム脅威論のはじまり―ウサマ・ビン・ラーデンの九・一一事件;「アラブの春」は民主化運動か ほか)
著者等紹介
渥美堅持[アツミケンジ]
1938年、北海道に生まれる。1964年、拓殖大学政経学部卒業。卒業後エジプト共和国開催の世界青少年会議に参加のため渡航、アズハル大学に政府官費留学生として滞在。1971年帰国。1975年、国際商科大学に奉職と同時に財団法人昭和経済研究所内にアラブ調査室を開設、室長としてアラブ政治情勢分析を関係各位に提供、中東季報の刊行を開始し、財団法人中東協力センターニュースに毎月アラブ政治情勢分析を25年にわたり発表。情勢分析報告会を開催、情勢分析活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
かわうそ
kenitirokikuti
アニリン塩酸塩
田中峰和