近代の日本と朝鮮―「された側」からの視座

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  • サイズ A5判/ページ数 393p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490208757
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C3021

出版社内容情報

近現代における日韓関係について、戦前戦後を貫く両国の実相を追及する重厚な論集。

近現代における日韓関係について、立ち位置を韓国に置きつつ日韓等の気鋭の研究者10人が寄稿。戦前戦後を貫く両国の実相を追及する重厚な論集。

総論 

第?T部 大日本帝国と植民地社会

 第1章 日本公使館設置に見る日本政府の漢城入城経緯(君島和彦)
 第2章 植民地朝鮮における「国家祭祀」の整備過程(山口公一)
 第3章 朝鮮東北部・雄基港における交易の変容 19世紀後半から1920年代まで(加藤圭木)
 第4章 1930年代前半日帝下群山府日本人商工業の立地と空間体系(金泰雄)

第?U部 境界を生きる人びと-「帝国」の境界/人びとの境界

 第5章 李光洙の初期優性思想の形成(李潤?驕j
 第6章 「在朝日本人」の引揚問題をめぐる日韓両国の認識比較 国史大系の枠組みを克服するための試論(李淵植)
 第7章 戦後青年ハンセン病者の療養と自己表現(江連恭弘)

第?V部 戦後史の再検討-「在日朝鮮人」・「住民」・「国民」

 第8章 国民文化会議の誕生と曲折(大串潤児)
 第9章 自治体政策にみる高度成長期の下水道設置と公共性(沼尻晃伸)
 第10章 在日朝鮮人生活保護受給「問題」の現在と過去 在日一世世代における差別と貧困の連続をめぐって(金耿昊)

あとがき

目次

第1部 大日本帝国と植民地社会(漢城での日本公使館設置に関する考察;植民地朝鮮における「国家祭祀」の整備過程;朝鮮東北部・雄基港における交易の変容―一九世紀後半から一九二〇年代まで;一九三〇年代前半の植民地化群山府日本人商工業の立地と空間体系)
第2部 境界を生きる人びと―「帝国」の境界/人びとの境界(李光洙の初期優生思想の形成;「在朝日本人」の引揚問題をめぐる日本と韓国の認識―“一国史大系”の枠組みを克服するための試論;一九五〇年代におけるハンセン病青年患者の自己表現と療養意識)
第3部 戦後史の再検討―「国民」・「住民」・「在日朝鮮人」(国民文化会議の誕生と曲折;自治体政策にみる高度成長期の下水道設置と公共性;戦後日本における在日朝鮮人生活保護「問題」の現在と過去―在日一世世代に対する民族差別と貧困の継続)

著者等紹介

君島和彦[キミジマカズヒコ]
1945年栃木県生まれ。1977年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学講師、以後、助教授、教授。1996年韓国ソウル市立大学校客員教授。2009年ソウル大学校師範大学教授。現在、東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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