近世日本とルソン―「鎖国」形成史再考

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  • サイズ A5判/ページ数 404p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784490207668
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C3021

内容説明

近世初期、植民地ルソンから日本をめざすスペインと草創期の江戸幕府の対応。研究史上等閑視されてきた両者の関係に着目し、未公刊の教会文書をはじめ膨大な内外史料を駆使して丹念に経緯を跡づけ、近年の「鎖国」研究に見直しを迫る注目の書。

目次

第1部 東アジア世界におけるスペイン(イベリア両国の共生・協和―ヴィリャロボス艦隊の事例から;ルソン総督府の対日外交方針―一七世紀初頭日本関係文書の検討;日本宣教拠点ルソンの成立)
第2部 日本‐ルソン交流の展開(豊臣政権のルソン外交―小琉球宛朱印状の検討;ルソン貿易におけるキリシタン宣教師の役割)
第3部 「鎖国」の形成と成立(元和九年海外交渉制限令の発令;日本・スペイン断交の再検討;イエズス会巡察師アントニオ・ルビノ一行の日本密入国事件)
ルソン交流と「鎖国」の形成
付録 翻刻・翻訳史料

著者等紹介

清水有子[シミズユウコ]
1972年京都府生まれ。東京都立大学人文学部史学科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。現在日本学術振興会特別研究員RPD(所属:東京大学史料編纂所)。史学博士(東京都立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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