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内容説明
最後の浮世絵師と呼ばれる「芳年」の掉尾を飾る作品。歴史上の武将、風雅の歌人、物語のヒーロー、江戸の風俗。月にちなむ説話・故事・伝承で構成された『月百姿』の全図と、主題の詳細な解説、豊富な挿図で芳年の画想の源に迫る。
著者等紹介
大蘇芳年[タイソヨシトシ]
月岡芳年。天保10年(1839)~明治25年(1892)。本名、月岡米次郎。歌川国芳門人。一魁斎芳年、のちに大蘇芳年と号した。錦絵のほかに新聞小説の挿絵も多く手掛け、明治の浮世絵界の泰斗であり、最後の浮世絵師とも称される
岩切友里子[イワキリユリコ]
昭和30年(1955)東京生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。元リッカー美術館学芸員・元平木浮世絵美術館研究員。国際浮世絵学会編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
6
この本は出版時、立ち読みした。そして改めて今インターネットで全部見たf^_^;。私は浮世絵が好きではないが、芳年だけは例外で好きだ。上手いなぁ…と舌を巻く。月光を感じる絵も多い。日本や中国の古典に題材を得たものが多く、曹操の絵なんて格好良過ぎる。眺めて飽きない素敵な画集だ。夜は雅だ。2012/03/02
へんかんへん
5
良書 朱買臣、月の影を黒く描くのきれい 横笛2017/03/17
さよならハードモード
5
月を題材にした絵がたんまり載ってます。対象といい配色といい線といい配置といいどれも良いです。かっこいいなぁ。右項には出典や簡単な時代背景や別な作者の書いた絵や、能や歌舞伎への繋がりも書いてありわくわくしちゃいます。百枚目の絵が高砂を題材にしているのがまた心憎いです。2011/11/28
高橋直也
1
高校生の頃美術手帖の特集で知った月岡芳年の作品は、町田の版画美術館での展覧会も行ったけど歳をとって改めてみるとなるほどと思うこともたくさんあります。元絵なども見せていただき嬉しい画集ですね。2012/08/16
ツバメ
0
こいつら動く!!!躍動感と言うか存在感と言うか、迫力のある構図とタッチで描かれていてすごく好き!! ミュシャっぽいくせに浮世絵臭い、かっこよすぎな一冊!2014/04/04