コモンズと文化―文化は誰のものか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784490206883
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0030

内容説明

著作権、オリジナル等が話題になる現在、所有と拡散という相容れないふたつの側面をもつ「文化の共有」について探求した本格的な論文集。

目次

第1部 文化の拡散と収奪(マンガ表現形式の越境―韓国における模倣海賊版マンガを事例として;真似・パクリ・著作権―模倣と収奪のあいだにあるもの;“懐かしい故郷”イメージの復元―植民地朝鮮の遺跡調査と観光;アボリジニの芸術活動と著作権―文化の所有と拡散;インタビュー・青空文庫について)
第2部 “文化コモンズ”の理論とポリティックス(所有を制約するもの―日本の近代的土地所有に見る;汎コモンズ論へのアプローチ;ローカル・コモンズという原点回帰―「地域文化コモンズ論」へ向けて;文化は誰のものにされようとしているのか―文化政策の見地から;ブランドナショナリズムの時代における「文化と管理」)

著者等紹介

山田奨治[ヤマダショウジ]
人間文化研究機構国際日本文化研究センター准教授。総合研究大学院大学文化科学研究科准教授を併任。1963年生まれ。1968年に筑波大学大学院修士課程医科学研究科を修了。京都大学博士(工学)。専門は情報学。日本アイ・ビー・エム(株)、筑波技術短期大学勤務を経て、1996年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mashi

2
編著者自身も言及してはいるけど、海外文献が致命的にレビュー不足だと思う。先行の方法論の蓄積にまったく預からず(あまつさえ触れることすらせず)、自前で切れ味の鈍い枠組みを拵えてしまっている。強いて言うなら井上・菅の論考に見られるローカルとグローバルの関係性に関する考察には検討の価値があるかもしれないけど、基本的に本書全体としては理論的意義はほぼ無いように感じられました。2017/10/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/670242
  • ご注意事項

最近チェックした商品