内容説明
本書は、『日本近世国家の諸相』(一九九九年)、『日本近世国家の諸相2』(二〇〇一年)につづき、近世社会の政治、社会の特質に関する論考を一書としてまとめたものである。
目次
1 幕藩権力の特質(近世初期のポルトガル貿易について―鎖国決定への過程;キリシタン禁制史における寛永二十年;近世中期における大名家の仮養子―筑後柳河藩立花家の事例;大名家と数奇屋坊主―婚姻と茶の湯のつながりを通して)
2 開発と街道(近世利根川河道改変地域の新田開発;近世後期新田開発に関する一様相―池上幸豊の野方新開場見立を事例に;伝馬騒動における幕藩領主の動向;千住宿の飯盛女に関する考察)
3 幕末の諸相(将軍薨去と江戸の町人―十二代将軍家慶の例を中心に;水戸藩と雅楽―藩士と雅楽との関係を中心に)
著者等紹介
村井早苗[ムライサナエ]
日本女子大学教授
大森映子[オオモリエイコ]
多摩大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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