出版社内容情報
人生を長く生きてきた経験からの豊かさを描いた「老人文学」を、エロスや華やぎ・自在な境地などの視点から読み解く。
内容説明
日本の近現代文学を老いの視点から読み解く。シニア世代に発信するラジカルな一冊。
目次
女性/老いの創造力 老いのエロス(瀬戸内寂聴―いよよ華やぐ命なりけり‐表現することのエロス;田辺聖子―「姥ざかり」シリーズの魅力‐「はっさいさん」の人生指南;大庭みな子―大庭みな子の笑い‐『海にゆらぐ糸』『わらべ唄夢譚』『楽しみの日々』より ほか)
男性/老いの創造力 老いのエロス(五木寛之―仏教への旅‐しなやかな国際遊行;黒井千次―『一日 夢の柵』‐老いのエロス;古井由吉―空襲世代の終末論‐『白暗淵』の世界を紡ぐ文体 ほか)
テーマ別“老い”のブックガイド(“老い”の発見;定年;愛・性 ほか)
著者等紹介
尾形明子[オガタアキコ]
東京女学館大学教授
長谷川啓[ハセガワケイ]
城西短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。