出版社内容情報
民族音楽の中でも情報の少なかったアラブ音楽を通して、中東・イスラーム地域に暮らす人々の生活・文化・歴史を理解する。
内容説明
広大なるアラブ・イスラム世界の豊かな音楽を10のテーマにまとめ、多様な音楽の響きとその魅力に迫る、初心者にもわかりやすい初めてのアラブ音楽入門書。
目次
第1章 アラブ音楽の見取り図―古典音楽
第2章 フェイルーズへの旅
第3章 アラブの楽器と音楽構造
第4章 ポップスに聞くアラブ・アンダルース音楽のこだま
第5章 アルジェリアのポップ音楽
第6章 現代アラブポップスに見える民衆の心象に迫る
第7章 アラブとヨーロッパ―異質な音楽文化の交差と融合
第8章 モロッコのグナワにおける現代アラブ音楽の新たな潮流
第9章 中東の音楽ワークショップOrmuzから
第10章 アラブ世界周辺の音を巡って―トルコ、イランの音楽の伝統と現在
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2023/12/27
gorgeanalogue
1
図書館本。フェイルーズのことを知りたくて読んだ。ポップスではなくて、彼女の聖歌についての情報はなかった。固有名詞を覚えられないので、とにかくアラブ世界には豊かな音楽文化が存在する、ということは実感できた。後半、つまらない論考も散見。現代のリズムマシンを使ったポップスはあまり好みではないが、アラブ文化全般に関するいい概説書がないだろうか。2017/03/05
halfpint
0
勉強になりました2011/12/01
なかるん
0
昔、朝日か何かの諸表に載っていて、買ったはいいが何年も積読だった本をやった読了。でもいまは、ようつべなどで音源をいくつか聞きながら読めたので、ある意味よかったかも。マカームとイーカーなどは、文字ではやっぱりわからない…。でもアウトラインを知るにはよかった。2011/08/13
カネコ
0
○2010/07/28