国鉄形車両 事故の謎とゆくえ

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784490205633
  • NDC分類 536
  • Cコード C0065

内容説明

事故や故障で運命が変わった鉄道車両はいま、どこに?廃車・解体された車両。静態保存された車両。修理されて甦った車両。惜しまれつつ消えてゆく国鉄の名車たちの波瀾万丈のあゆみを振り返る。

目次

第1章 機関車(9600形蒸気機関車―国鉄最後の貨物列車を牽引したSLが一瞬のうちに…;C57形蒸気機関車―波乱万丈の生涯を送り、いまも山口線を走る;EF58形電気機関車―登場時は不安定だったが、後にお召列車を牽引する電気機関車となる ほか)
第2章 電車(0系新幹線電車―3216両も製造されながら、事故による廃車は1両もない;151系特急形電車―踏切事故で改造が繰り返されたボンネット形特急車両;485系特急形電車―特急形車両の定番、冬の北海道には勝てなかった ほか)
第3章 気動車・客車・貨車(キハ81形特急形気動車―非電化区間に初めて投入された特急形気動車;キハ181系特急形気動車―大出力エンジンを搭載して急勾配に挑んだが…;キハユニ25形/キニ28形荷物気動車―国鉄時代の荷物列車と盗難事故 ほか)

著者等紹介

池口英司[イケグチエイジ]
1956年(昭和31)東京に生まれる。出版社勤務を経て、現在は鉄道、旅行関係のフリーランスライターとして活動している

梅原淳[ウメハラジュン]
1965年(昭和40)東京に生まれる。大学卒業後、三井銀行(現在の三井住友銀行)に入社。その後、雑誌編集の道に転じ、交友社月刊「鉄道ファン」編集部、あいであ・らいふ月刊「頭で儲ける時代」編集部、文化放送ブレーン月刊「ナース専科」編集部を経てフリーランスの編集者、ライターとなる。現在は鉄道分野の記事を各誌に発表しているほか、経済、医療、旅行関係の書籍、雑誌の編集、執筆にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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まちこ

2
鉄道の事故と言えばやはり福知山線の大惨事が記憶に新しいが、過去にもそれに匹敵する大事故が沢山起こっていた。その度にいろいろ変革して現在があることがわかる。木製車両に避難経路が確保されておらず、百人以上の犠牲を出した火災事故。強風規制をおざなりにしたため起こった高架橋での墜落事故。自動停止装置の詰めの甘さで起きた衝突事故。火災が起きた時は停止するというルールを守った故に、より悲惨になったトンネル事故もあった。全て今は対策ができている。鉄道の綿々たる「ご安全に」の歴史の一端がわかって、興味深かった。2018/09/07

おたきたお

0
国鉄時代の機関車・電車・客車・貨車の中から21の系列の車両のエピソードを記載。新たな技術の開発には失敗がつきものであり、それらをどう克服したかが伺えるものがいくつかあった。特にディーゼル機関車(DD54)やディーゼル特急車(キハ80系やキハ181系)のエピソードは、当時の無煙化(蒸気機関車の廃止)を急がれた時期に安定した運行を期待されながらも故障に悩まされていたことがよくわかった。当時の関係者の苦労が偲ばれる。逆に0系新幹線や103系通勤型電車などは安定した性能を誇っていたようだ。 2006/07/01

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