出版社内容情報
カラスの意外な生態や不思議な行動を解明、生ゴミに群がるカラス対策など、マンガとイラストで紹介する。
内容説明
わたしたちにもっとも身近で、もっとも謎めいた野鳥=カラス。ゴミをあさり、人を襲って、近ごろ何かとお騒がせなかれらの行動や暮らしぶりの謎を、動物学者の確かな眼が解き明かす。知っているようでじつは知らないことだらけのカラスの不思議百科。
目次
1 ひとくちに「カラス」と呼ぶけれど―種類(ひとくちに「カラス」と呼ぶけれど;カラスを分類してみよう ほか)
2 カラスの不思議な行動―行動のQ&A(不思議な行動ウォッチング;なぜ?どうする?カラスの困った行動)
3 身体のひみつ―形態のQ&A(カラスはなぜ黒い?;完璧ともいえる合理的な体のつくり!? ほか)
4 カラスの生活を知る―生態のQ&A(カラスの一日;カラスの一年)
5 カラスといっしょに…―カラスとヒトと(カラスは縁起の悪い鳥?;むかしの人々はカラスをどう見ていたの? ほか)
著者等紹介
今泉忠明[イマイズミタダアキ]
1944年、東京都生まれ。東京水産大学卒業後、国立科学博物館で哺乳類の分類を学ぶ。文部省の国際生物計画(IBP)調査、日本列島総合調査、環境省のイリオモテヤマネコの生態調査等に参加。上野動物園動物解説員、(社)富士市自然動物園協会研究員、川崎市環境影響評価審議会委員等を歴任。NHK教育テレビ「いのち輝け地球」をはじめTVメディアにも数多く出演
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
22
ビギナーさん向けのカラス本。初めてカラス本を読むのなら、「へ~」と楽しめるでしょう。他のカラス本をたくさん読んだ人は、寄せ集め情報本だなと感じるかもしれません。著者さんしか知らないような、自分の体験・感想・意見などのオリジナル情報がもっとあっても良かった。こういう専門書は情報の羅列よりも、著者が何を思いどう行動したかなどの情報の方が興味深かったりします。2021/02/07
魚京童!
13
こういう本面白いんだけど、なんで読むんだろうね。その辺がよくわからない。なんのために生きているのだろうかっていう哲学につながるよね。それだけ暇ってことだよね。そんなことをにかまけている時間がある。そういうの大事だよね。暇をどうにかして潰さなきゃいけないんだけど、効率的に潰したいよね。その辺がまた難しいんだよね。どうやって解決するかが問題で、その辺をどうにかしたいよね。2020/01/07
猫
4
日本に生息するカラスの種類、生態、行動などが読みやすく纏められた本。あの小さな頭のどこに、これだけの学習能力を備えているのか。色々被害をこうむっている人ならその対策の参考に、被害をこうむったことがない人はカラスがちょっとかわいく思える…かもしれない本。2014/10/28
Sosseki
3
近所でトンビのつがいが、カラスにいつも意地悪されているので読んでみた。鳥類一般の話も多かった。それぞれ「生きている」だけなのだが。温暖化もあり、朝から暑くて口を開けているカラスをよく見る。もっと自然にやさしく!2021/08/05
Lisa Tada
2
万人受けするような 平易でカンタンな内容でした。 カラスのことも、まあ面白かったけれど、 カラス以外の雑学的知識が結構あって、そっちの方が面白かった!2019/10/28
-
- 和書
- 野の鳥の生態 〈2〉