内容説明
箏と琴の違い、わらべうたと民謡の共通性、門外不出の秘伝を執筆した雅楽師など、演奏家ならではの感じ方、見方で世界に誇る日本の音楽、伝統芸能の世界を紹介。１２００年も伝えられている雅楽から不世出の天才・宮城道雄、現代邦楽まで。
目次
アジアの音楽大集合―東大寺大仏開眼の大セレモニー
世界最古のオーケストラ・管弦
「きんのこと」「さうのこと」―ＫＯＴＯあれこれ
流行歌に夢中になった後白河天皇―『梁塵秘抄』と今様
ある雅楽師の苦悩―『教訓抄』の教訓
お経は声楽、木魚は打楽器？―日本の宗教音楽
秘すれば花―世阿弥、能楽を生みだす
琉球から三線がやってきた―三味線の誕生
銘菓に名を残す箏曲の祖―八橋検校の改革
尺八は「楽器」ではなく「法器」だった―虚無僧と尺八〔ほか〕
著者等紹介
釣谷真弓［ツリヤマユミ］
釣谷雅楽仁。邦楽家・生田流箏曲家。金沢市出身。ＮＨＫ邦楽技能者育成会首席卒業。ＮＨＫ邦楽オーディション合格。国内、海外（旧ソ連・中国・欧州・米国各地・カーネギーホール等）で演奏のほか、レコーディング、小・中学校での講演、演奏活動等をおこなう。音楽学校等で日本音楽史、民族音楽、邦楽楽典を講義。さまざまな楽器を使ってのユニークな講義内容には定評がある
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感想・レビュー
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あまみ
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邦楽やってる人、邦楽に興味のある人に勧めたい一冊。2013/12/30
achamo.orange
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まずはこのあたりから勉強2011/02/07
hr
0
色々と聴いてみたくなった。芸術劇場をチェックしよう。2010/03/31
水紗枝荒葉
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筝の演奏家が書いたエッセイ。おおよそ軽快な書きぶりで、日本音楽史のだいたいの見取り図を頭に入れられる。邦楽諸学者最初の一冊といった感じの本。ただしクリシェや定説の伝達を徹底しており、刺激には欠ける。2024/10/02
