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内容説明
人には必ず伝記があるように、すぐれた書物の誕生にもさまざまなエピソードがあって、あたかも感銘深い伝記のように…。第1部では9冊の名辞典・叢書類を、第2部では7冊の個性的な名著を収載。名著誕生までのいきさつを克明にルポし、著者たちの知られざる生涯を跡づけた“書物のノンフィクション”。
目次
「書物の精」とよばれて―塙保己一と『群書類従』
天才学者の一本勝負―吉田東伍と『大日本地名辞書』
よき時代の百科全書派―石井研堂と『明治事物起源』
日本人の英語―斎藤秀三郎と『斎藤和英大辞典』
独学者の栄光―日置昌一と『話の大辞典』
童心の夢に生きる―巌谷小波・栄二と『大語園』
管理機構の中の野人学者―牧野富太郎『牧野日本植物図館』
30年の苦悶とその協力者たち―諸橋轍次『大漢和辞典』
辞書の年輪―新村出と『広辞苑』
一念を貫いたライフワーク―文倉平次郎と『幕末軍艦咸臨丸』
初期探検家の栄光と挫折―岩本千綱と『三国探検実記』
奈落の底から―山本作兵衛と『王国と闇』
書物と人生を語る―田中菊雄と『現代読書法』
ある教育者のバックボーン―玖村敏雄と『吉田松陰』
趣味の高峰に名著一冊―松崎明治と『釣技百科』
足で書いた庶民の街―山下重民と『新撰東京名所図会』