出版社内容情報
『日本国語大辞典』や『広辞苑』にもほとんど載っていない、
一般には通じないマニアックで、面白くて、ヤバい“ことばの辞典”
職業的集団(警察・客室乗務員・銀行・新聞・テレビ・病院など)、反社会的集団(スリ・盗人・犯罪組織など)、被拘束集団(軍隊・囚人など)、学生集団(若者ことばなど)、趣味娯楽集団(鉄道オタク・ゲーム・マリンスポーツなど)において、業務の効率化のため、外部から隠すため、会話の楽しみとして、仲間意識の高揚のためなどの理由から用いることばを収録した、日本語語彙研究の金字塔ともいえる大辞典!
【本書の特長】
1. 市販されている「国語辞典」には収録されていない特殊なことばを探し出すことができる。
2. 江戸期から令和まで、各時代のことばを反映する文献(新聞や雑誌、入手困難な内部資料、文学作品の中など)から実例を豊富に拾い出した貴重な資料。
3. 189集団、見出し語約13,200に豊富な用例を収録。
4. 集団語・俗語研究の第一人者による35年の研究成果の集大成。
5. 集団語概説、意味別分類、集団別分類、主要用例引用文献一覧、参考文献を巻末に付す。
【著者紹介】
米川明彦(よねかわあきひこ)
1955年生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。学術博士。梅花女子大学名誉教授。専門は俗語・手話研究。NHKほかテレビでの語源解説でお馴染みの語彙研究家。主な編著書に『業界用語辞典』『日本俗語大辞典』『集団語の研究上・下巻』『平成の新語・流行語辞典』(以上、東京堂出版)、『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』(三省堂)、『現代若者ことば考』(丸善)、『俗語発掘記 消えたことば辞典』(講談社)、『俗語百科事典』(朝倉書店)など多数。