出版社内容情報
気持ちをできるだけ正確に相手に伝えたい時に、最適の表現にたどりつく手助けとなる辞典。
感情を大きく10分類+複合に分け、さらに細かい語句を見出しとし、語釈と鑑賞コメントを付す。
優れた作家の名表現の用例を多数列記。
内容説明
相手にしみる文を書きたい人の、最強の味方!!自分の気持ちにぴったりはまる、ことばと書き方を探す。文豪に学び、語彙力を磨き、文章を極める!!喜、怒、哀、怖、恥、好、厭、昂、安、驚 感情を大きく10の分野に大分類、微妙な感情や複数にまたがる複雑な表現は「複合」として配置。感情ごとに、鑑賞の手引きとなる解説文を付す。気持ちを表すことばを約2,150のキーワードに分類して、その意味を解説し、文学作品から採集した約4,600の実例を示す。分類見出し語、収録作者名、作品名の索引付。
目次
喜
怒
哀
怖
恥
好
厭
昂
安
驚
複合
著者等紹介
中村明[ナカムラアキラ]
1935年鶴岡市生。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て母校の早稲田大学教授となり現在名誉教授。日本文体論学会代表理事・高校国語教科書統括委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さぶろうの領土
5
・創作活動をしている人・感想を書く人・文豪の一文は芸術だと思う人、に勧めたいこの辞典。感情を10の分類に分け、それぞれの感情表現に用いられる「語句」を列挙し、意味や微妙なニュアンスを解説している。さらにこの辞典の一番の特徴がその語句が使われている文学作品の一文を、出典付きで列挙している。「楽しい」というよく使われる語句だと、様々な作家の実例がズラーと並ぶ。こうやって見比べると、同じ語句でも作家によって使い方や、ニュアンスが違ったりしてとても面白い。そのページで一番グッと来る語句を選ぶのも面白い2022/12/14
あ
1
文字で表現をあつかう人へ向けた辞典。縦書きで、「怒」「昂」といった感情ごとに、感情ごとの説明(解釈)ののち、単語や慣用句、引用元が並んでいる。半分ほどは本を読む人や文章を書いているであろう人にすでに備わっている内容だが、表現したい感情を整理整頓するのに向いていると思われる。辞典としてのおすすめ度は★2~★3くらい。まずは図書館で取り寄せて内容を確認してからの購入がおすすめ2024/10/14
-
- 電子書籍
- 気分も効率もみるみるアップ! 文房具か…