出版社内容情報
知っていることも長生きの秘訣です。老いの常識非常識を正しく学ぶ一冊。
4人に1人が老人という超高齢社会に突入した今だからこそ、「老い」に関わる正しい知識は皆が持っていたいもの。
知っていることも長生きの秘訣です。老いの常識非常識を正しく学ぶ一冊。
東京都長寿医療センターの老人医療に関わるデータを用いて、老人健康情報を読み物化しました。
1.「老化」のメカニズム
老化とは何だろう―いつから始まり、どのように老化するのか?
寿命と老化―老化したら寿命がくるとは限らない
最大寿命―ヒトは何歳まで生きられるか
さまざまな老化学説―老化の原因究明で明らかになってきたこと
暦年齢と生物学的年齢―老化度を測る尺度とは
遺伝子からみた老化―「老化遺伝子」はあるのか?
分子レベルの老化―タンパク質が関わる老化
細胞老化―細胞の老化はがん化を抑制する防御反応か
環境と老化―酸素・カロリー制限・運動などの影響
脳の老化―認知症を知る
老化にともなう病気―生活習慣病の予防
老化の制御―長寿大国にふさわしい予防医学の研究と実践
健康寿命と生活習慣―老化は止められないが遅らせることはできる
2.老後生活の設計――長寿社会を快適に生きる
向老期の心理―老いの自覚
老化予防の生活習慣―心と体の老化を防ぐ
老いの才覚―歳を重ねてわかる人生の妙味
50歳からの生きがいの見つけ方―リタイヤ後の生きがいづくり
生涯現役をめざす働き方―老後もできる仕事で充実人生を
老いて住みやすい街―老後の暮らしを地域から考える
高齢者の住まい―暮らしやすい住まいとは
老後こそボランティア―人のためになることで自分も生かせる
老後の生活設計―準備と落とし穴
ひとり老後の備え―「おひとり様」でも安心な老後のために
3.老いを楽しむ文化――先人の知恵に学ぶ「老人力」
老人力の魅力―年齢を重ねることによる魅力と底力
江戸の老い―「初老」は四〇歳だった
江戸の楽隠居―隠居という人生の楽しみ方
仏教からみた老い―心安らかな老後を生きるための教え
古代人のライフサイクル観に学ぶ―「四住期」(インド)と「五行説」(中国)
老いをめぐる日本の文化―日本人の老後観
長寿年齢の呼称―年齢別の面白い呼称とその由来
老いを寿ぐ日本の伝統行事―高齢者を敬う伝統文化
4.この人たちに学ぶ老後の生き方
遅めの転機
不老長寿の秘訣
晩年も波乱のドラマ
最後まで愛に生きた人
内容説明
超高齢社会のなかで、「老い」を正しく理解し、長寿ライフを快適に生きるための医学的な知識、社会生活の知恵、先人の生き方ほかを35の大項目でまとめた読み物事典。
目次
1章 「老化」のメカニズム(老化とは何だろう―いつから始まり、どうなるのか;寿命と老化―老化したら寿命がくるとは限らない ほか)
2章 老後の生活設計―長寿社会を快適に生きる(向老期の心理―老いの自覚;老化防止の生活習慣―心とからだの老化を防ぐ ほか)
3章 老いを楽しむ文化―先人の知恵に学ぶ「老人力」(老人力の魅力とは何か―年齢を重ねることによる魅力と底力;江戸の老い―初老は四〇歳だった ほか)
4章 この人たちに学ぶ老後の生き方(遅めの転機;不老長寿の秘訣 ほか)
著者等紹介
石神昭人[イシガミアキヒト]
1990年東邦大学大学院博士課程修了、薬学博士。大日本インキ化学工業株式会社総合研究所。1992年米国国立衛生研究所(NIH)、国立老化研究所(NIA)、客員研究員。1994年東京都老人総合研究所細胞化学部門、研究員。2005年東京都老人総合研究所老化ゲノムバイオマーカー研究チーム・老化制御、リーダー、主任研究員。2008年東邦大学薬学部生化学、准教授。2011年東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム・分子老化制御、研究副部長。2014年東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム・分子老化制御、研究部長、チームリーダー
中野展子[ナカノノブコ]
愛媛県松山市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。佛教大学大学院文学研究科仏教文化専攻修士課程修了。コピーライターとして、主に企業広報誌の執筆・制作に携わり、現在はフリーライター・編集プランナーとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。