内容説明
写真紀行作家の著者が、桜を追って30年にわたり全国各地を取材してきた成果を本書に凝縮。天然記念物の桜については写真撮影のポイントを伝授。
目次
第1部 桜の基礎知識入門(野生桜の種類と分布;里桜(園芸種)の花の咲き方 ほか)
第2部 桜を見て歩く(さくら前線;桜の名木や巨樹を撮る ほか)
第3部 話題のある桜(伝説が残る桜;話題のある桜)
第4部 桜の巨樹・名木(国・県指定天然記念物)
第5部 桜の雑学あれこれ(桜の時期に行われる祭りと行事;文学に登場する桜 ほか)
著者等紹介
大貫茂[オオヌキシゲル]
1933年横浜市に生まれる。’56年山と渓谷社入社。経理部長、『ハイカー』編集部長を経て’71年同社を退社、フリーランスの写真紀行作家となる。’75年フォトライブラリーひまわりを設立。’98年にオフィスサンフラワーに社名を変更、現在にいたる。日本文藝家協会会員、日本写真作家協会会員、旅行記者クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Mimi Ichinohe
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桜ってすごい。いろんな伝説も面白い。西行桜(長野市)は、西行法師が戸隠山に参詣する際に桜の木の下で子どもが遊んでいるのをからかったのだけど、その返事がとても機智に富んでいたので神の子にちがいないと思った話。一乗谷の朝倉氏遺跡の枝垂れ桜(福井市)には「もろ共に月も忘るな糸桜年の緒長き契りと思はば」(足利義秋)という歌が詠まれた。美しい。南面の桜(岩手県)もロマンチック。お姫様が「南面の桜の花は咲きにけり都の麻呂(ひと)にかくと告げばや」と詠んだのを伝え聞いて、都に離れて行ってしまった恋人が迎えに来たという。2013/05/27
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