内容説明
野鳥たちに未来はあるのか?自然と共生する道を考える。トキ、コウノトリ復活の陰で消えゆく野鳥たち。環境省がまとめたレッドデータブックのなかから100種類をピックアップし、彼らの姿と生息する環境の現状を紹介。減少の理由を十把一絡に「自然が失われたから」と片づけてしまうのではなく、一つ一つを検証し、鳥を支えている自然がいかに多様か、保全するための問題も多岐にわたっているかについて言及している。
目次
日本の自然環境と鳥類
キジ目
カモ目
キツツキ目
ブッポウソウ目
フクロウ目
ハト目
ツル目
コウノトリ目
スズメ目
移入種
レッドデータ野鳥カテゴリー別リスト
著者等紹介
川上洋一[カワカミヨウイチ]
1955年東京生まれ。自然科学ライター&イラストレーター。10代の頃から環境教育に携わり、自然のしくみや豊かさを紹介する科学図書の執筆のかたわら、里山の生物調査や保全活動にも取り組む。日本鳥学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
世界には1000種の野鳥があり、日本には約600種で6%の野鳥がおり、環境省がまとめたレッドデータブックのなかから100種類をピックアップし紹介している。こんなにも絶滅危惧種がいるとは驚きでした。身近にいるいくつかの野鳥も絶滅危惧に入っていて複雑な思いです。2019/02/05
羽毛
0
感情が迸りすぎというか、行政に文句を言い愛鳥家に苦言を呈し...とあちこちに喧嘩を売っている印象ばかり残った。鳥自体にほとんど触れていないところもあったし。環境破壊の要因としての農業ってタブー感がある気がしていたので、そこに触れてあるのは潔しと思ったけれど。RDBの選定やランク付けが割とアバウトだったり、格下げがあったりするものだというのは知らなかったので勉強になった。2013/07/24
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