出版社内容情報
古代エジプト学で著名な吉村作治教授による解説。国土、歴史、ファラオ、宗教、神々、ミイラ、建築、文字、文学、教育、科学、食生活など、総合的に収録する。
内容説明
天空を指し聳えるオベリスク。砂漠に立つ巨大なピラミッド。次々に発掘される数々の副葬品。そして、悠久の大河・ナイル。不思議とロマンに満ちあふれた古代エジプトの文化・社会のすべてがこの一冊でわかる恰好の入門書。
目次
国土
歴史
フォラオ・王妃
宗教・死生観
神々・神話
ミイラ
農業
社会・人びと
建築
文字
文学
教育
医学
科学と技術
交易・交通
戦争
女性と家庭
食生活
娯楽とスポーツ
ファッション
著者等紹介
吉村作治[ヨシムラサクジ]
1943年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、カイロ大学考古学研究所留学。現在早稲田大学教授(工学博士)。専門はエジプト美術考古学、比較文明学。HPえじぷとぴあ・エジプト倶楽部主宰
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感想・レビュー
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大森黃馨
8
『西洋の没落』只今読み進めているこちらの書にあった記述「今のヨーロッパとその歴史は本当にこの世の全てであり中心なのか」(意訳)に刺激されて取り敢えず手にした書でありまた当たりの本 歴史とはギリシャ〜ローマ帝国文明を持って古代とするような意識があったがなんとなくおまけのような存在に思えていたエジプト文明は更に五千年前から存在し続けていたそれを生まれて初めて意識する こうしてみるとイエス・キリストもイスラムも本当にごく最近の存在なのだ 今己の歴史意識ないし哲学にパラダイムシフトが起きかけているところだ 2023/08/30
shiro
0
一項目について一ページいっぱいに説明している。関連項目ごとにならんでいるので、続けて読んでも問題ない。辞書としての用途だけでなく読み物としても面白い。2013/02/14
あゆ
0
紀元前の話にも関わらず現代人に近い文明を築いていたのは驚き…。現代人より高い知性を持っていたのではないかなと思いました。古代エジプト好きにはオススメ。2022/11/26