出版社内容情報
訓点学概論・訓点学研究史・訓点語学研究法など、訓点語学を総合的に論述する初の辞典。
内容説明
国語学の分野を超えて学際的にも飛躍してきた訓点語研究の成果を総覧し、その研究法を説く。平安時代・鎌倉時代の古訓点資料を中心とし、それに関連する文献等にわたり、現在の水準を、平易な表現により一般の読者の理解に資する目的で編集。訓点研究の概要・主要な訓点資料の解題・主な訓点語彙解説の3部より成る。
目次
訓点語概説(訓点語学研究史;訓点語学研究法;平安時代 ほか)
訓点資料(華厳刊定記巻第五;新釈華厳経音義私記;成唯議論述記序釈 ほか)
訓点語彙(アガム(崇)
アゲテ…ズ(不勝)
アザケル(嘲) ほか)
著者等紹介
吉田金彦[ヨシダカネヒコ]
1923年生まれ。京都大学大学院修了。姫路独協大学名誉教授。日本語語源研究会主宰
築島裕[ツキシマヒロシ]
1925年生まれ。東京大学文学部卒。東京大学名誉教授。文学博士。日本学士院会員
石塚晴通[イシズカハルミチ]
1942年生まれ。東京大学大学院修了。北海道大学文学部教授
月本雅幸[ツキモトマサユキ]
1954年生まれ。東京大学大学院修了。東京大学大学院助教授
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