内容説明
物語の全体のとらえ方。女性たちの物語。巻々のあらすじ。作者紫式部の人生と作品。歴史的背景と源氏物語の旅などポイントを整理してやさしく解説。新しいタイプの抜群に面白い『源氏物語』のガイドブック。初めての人にもわかる入門書。
目次
『源氏物語』の全体像を知るために
『源氏物語』の巻々のあらすじ
光源氏を愛した女性たち
紫式部とその作品
『源氏物語』の構造と特質
『源氏物語』の素材・典拠・影響・研究など
平安時代の社会・制度・習俗
『源氏物語』ゆかりの旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいくん
3
☆☆☆源氏物語に登場する女性たちについて分かりやすい解説が載せられています。六条御息所は、理性的な女性藤壺に対する本能的な女性とか、身分、美貌、知性の仮面に隠された愛欲執念の心の鬼を象徴しているとあります。玉鬘は竹取物語のかぐや姫と類似しているところがあり、高貴な女性のさすらいの物語、母夕顔の悲劇を代償する幸福な人生とあります。作者紫式部についての解説も詳しいです。紫式部が28歳くらいで遅い結婚をしたというのは、玉鬘に似ています。しかも夫との結婚生活は3年程度でした。結婚という視点では不幸な人生でした。2014/03/04
サチ
1
広く浅くの入門編としては、かなり手広く網羅しているので、それなりに知識が得られる本。取っ掛かりとしては面白いと思う。
サチ
0
レポートのネタ探しに。2013/04/26
ハム
0
源氏物語をもっと深く知りたいと思って読んだ。 よかった。、2024/04/01