感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなた
3
どれだけこってりした本になるだろうと期待して読んだのだが、あっさりしすぎて拍子ぬけした。いや、みんなもっとおもろいエピソードもってるって墓の下で泣いてますよ。芥川が甥に包丁つきつけて殺してやろうかっていったとか、啄木がよろよろして金田一のところにきて、「幸徳秋水はばかだったんです」っていったとか、朔太郎がよだれかけを母親からかけられそうになって逃げ惑ったがいつしか自分からつけるようになったとか、三島が太宰にあったとき「俺のことが好き嫌い」問答とか。トイレにそばを流す百閒とか2009/08/19