内容説明
論文には「筋道」が、データの分析には「流れ」があります。卒業研究等の分析で困っている人は、この「筋道」と「流れ」を対応させることで、自分の行うべき分析が見えてくるでしょう。本書は、サンプル論文の「筋道」から分析の「流れ」を把握し、その「流れ」にそってRを学習できるようになっています。
目次
はじめに
Rを使う環境を整える
第1部 さまざまな分析に共通する事項 Rの基礎知識(Rの基礎:初めてRを使う人へ;R初心者から初級者へ)
第2部 心理学の研究で行われる分析の流れ(インターンシップへの参加動機とその効果;動物に対する共感性尺度の作成;ペットを飼うことは精神的健康につながるか―ペットを飼う理由と動物への共感性の観点から ほか)
第3部 心理学研究で用いられるさまざまな分析(t検定;探索的因子分析;尺度の信頼性 ほか)
付録 エラーリストと対応策
「示したいこと」と「分析方法」の対応
著者等紹介
脇田貴文[ワキタタカフミ]
2001年南山大学文学部教育学科卒業。2003年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士前期課程修了。2006年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程単位取得退学。2007年京都大学大学院医学研究科産官学連携研究員。2008年関西大学社会学部助教。現在、関西大学社会学部教授。博士(心理学)
浦上昌則[ウラカミマサノリ]
1991年神戸大学教育学部卒業。1994年神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。1997年名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1997年南山大学文学部講師。現在、南山大学人文学部教授。博士(教育心理学)
藤岡慧[フジオカサトシ]
2018年関西大学社会学部社会学科卒業。2020年関西大学大学院心理学研究科博士前期課程修了。現在、関西大学大学院心理学研究科博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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