内容説明
統計学は臨床推論・臨床決断における不確実性に対し、科学的・論理的に対処するために必須である。医療現場における診断や治療時の決断は、分析手法、分析ツールの進歩により多様で複雑な事象に対してこれまでより深く、正確に行うことができるようになった。本書は、RとBUGSなどのツールを用い、診断や治療時の実例を詳しく述べ、実際に解析を行うことで、より進歩したEBMを目指す。
目次
0章 医療統計入門
1章 解析ツールの解説(RとBUGSの基本事項)
2章 ベイジアン解析とは
3章 Rを用いた基本統計解析―メタアナリシスを含む
4章 診断精度研究のメタアナリシス
5章 Rを用いた重回帰分析
6章 Rを用いたロジスティック回帰分析
7章 より高度なグラフィックを簡単に作成
8章 受信者動作特性解析とサンプルサイズの計算
著者等紹介
森實敏夫[モリザネトシオ]
1949年愛媛県に生まれる。1973年慶應義塾大学医学部卒業。1977年慶應義塾大学医学部大学院(内科学専攻)修了。慶應義塾大学医学部内科特別研究員。1978年都立大久保病院内科医員。1980年慶應義塾大学医学部内科助手。1980年10月スウェーデン・ルンド大学留学。1983年11月慶應義塾大学医学部内科助手。1986年慶應義塾大学医学部内科専任講師、その後、神奈川歯科大学内科教授(1991年~2009年)、神奈川歯科大学附属横浜研修センター・横浜クリニックセンター(2005年~2009年)、神奈川歯科大学副学長(2008年~2009年)、国際医療福祉大学・塩谷病院内科教授・副院長(2010年~2012年)を経て、現在、公益財団法人日本医療機能評価機構客員研究主幹(2012年~)、公益財団法人日本医療機能評価機構EBM普及啓発部会長、Journal of Gastroenterology統計コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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