内容説明
著者の長年にわたる統計学研究・教育を通して得られた統計学の基礎や統計学における哲学、思想をまとめた。統計学は活用されるさまざまな目的に応じて独自の着眼点や手法を扱う。本書では、それらの理論背景を一貫した著者の目線で貫き、欠落しがちな倫理観から始め、数学の個別手法に入り込み過ぎることなく実践的なシミュレーションまでまとめる
目次
統計学のガイダンス
データのとり方
統計学と確率の関係
母集団とサンプル
推論の基礎
統計的検定
仮説検定
最小二乗法と回帰分析
一般線形モデル
重回帰分析の実際と発展
分散分析
大標本理論
分布によらない統計
ベイズ統計学の基礎
シミュレーションによる数理統計学
著者等紹介
松原望[マツバラノゾム]
1942年東京に生まれる。1966年東京大学教養学部基礎科学科卒業。文部省統計数理研究所・研究員。スタンフォード大学大学院統計学博士課程に留学。筑波大学社会工学系助教授。エール大学政治学部フルブライト客員研究員。東京大学教養学部社会科学科教授。同大学院総合文化研究科・教養学部教授。東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。上智大学外国語学部(国際関係論副専攻)教授。Ph.D(スタンフォード大学)。現在、聖学院大学大学院政治政策学研究科教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヤッジマン
1
内容としては推定に力をいれたものになっている。個人的には少しわかりづらいと感じた。内容の構成が後ろの方を読んで前の部分が分かるという典型的な日本型になっていると思う。以上は個人的な感想である。人によってはいいと感じるかも知れない。誰が読んでもダメな部分がこの本にはある。それは誤字、式の崩壊、αとaが混ざるような間違い、あげくの果てには表などの数値すら間違っている。それも数が多い。編集者は反省してほしい。私は我慢して読んだ。読者に我慢させることがないものを目指してほしい。2016/11/17
Armchair-Sleeper
0
商品として出して良いのかなというレヴェルで誤植が多い。1000が100になっているところもあるので、もはや理解不能・・・。2016/05/06