微分積分学21講―天才たちのアイディアによる教養数学

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784489020377
  • NDC分類 413.3
  • Cコード C0041

内容説明

人間が築いてきた微分積分学の偉大さを、ニュートンやライプニッツたちのアイディアを紹介しつつ、人類の至宝として学ぶユニークな講義録。数学者たちのエピソードやひらめきに満ちたアイディアで、知的好奇心を刺激する。さらに微分積分は使いやすく、強力な理論的ツールであることが体得できるよう、例題をたくさんとりあげ、2変数の微分までをしっかり使えることをめざした。受講生の感想も毎回紹介して、授業風景が見えてくる。

目次

A 序章(人類にとっての微分積分学の意味;古代文明における数と計算;実数とは何か?;関数の極限と連続)
B 微分(導関数;簡単な極値問題;初等関数の定義と微分;関数のグラフ、最大・最小問題;平均値の定理からテーラー展開へ;逆三角関数とその微分;微分積分の発明―17世紀の天才たち;微分の切れ味)
C 積分(不定積分=逆微分;不定積分の計算技法;定積分/微分積分学の基本定理;多彩な定積分計算テクニック;広義積分/ベータ関数とガンマ関数)
D 2変数関数の微分(2変数関数と偏微分;偏微分の諸定理;2変数関数の極値とその判定;19世紀解析学の危機と厳密な解析学の誕生)

著者等紹介

中村滋[ナカムラシゲル]
1943年、埼玉県に生まれ東京都で育つ。1967年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。以来39年間、東京商船大学(現東京海洋大学)で数学を教える。定年退職後の現在は、学習院大学非常勤講師、東京海洋大学名誉教授。日本フィボナッチ協会代表。数学教育の会の常連。長く東京商船大学山岳部部長をつとめ、学生たちと日本アルプスを歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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3
微分積分の歴史過程も学びつつ、必要最小限の数学的内容も学べる。マセマと併用すれば最低限レベルの微積分がわかるようになる、と思う。生徒さんの感想が面白い。理系さんと文系さん、いろいろ感じるところがあるようです。2025/03/26

yako

0
偏微分の基礎までが学べる。随所に数学の歴史的背景の話があって、興味で最後まで読み進められた。また練習問題が多く、僕のような大学の数学を何も知らない人でも(理系でも文系でも)理解できる内容になってる。2011/03/10

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