• ポイントキャンペーン

11からはじまる数学―k‐パスカル三角形、k‐フィボナッチ数列、超黄金数

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784489020278
  • NDC分類 410
  • Cコード C3041

内容説明

「パスカル三角形は11のn乗の数が並んだものとみることができる。では、自分の好きな数のn乗を研究し、レポートせよ」。授業でのこの課題がもとになって、ひとりの高専生がパスカル三角形に類似した新しいタイプの数三角形を発見した。彼の発見は、さらに広がりをもつ研究の発端となり、それを研究するための「数学クラブ」が発足した。U‐18科学研究コンクール、JSEC2006の科学研究コンクールにおいて、優秀賞を獲得した、4人の学生による研究の道すじをたどりながら、「数のn乗」という単純な計算から生まれる、不思議な世界へ読者を招待し、アマチュアだから楽しめる数学研究の具対的なスタイルを提示する。

目次

第1章 パスカル三角形
第2章 4次元空間
第3章 黄金数と超黄金数
第4章 k‐フィボナッチ数列の周期性
第5章 k‐パスカル三角形の自己相似性
第6章 パスカルべき級数
第7章 k‐フィボナッチべき級数
第8章 ベクトル空間と数列空間
第9章 k‐フィボナッチ数列の一般項

著者等紹介

松田修[マツダオサム]
1963年宮崎県に生まれる。1999年学習院大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。専門は代数幾何学。現在、津山工業高等専門学校准教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつど@理工

5
ツイッターで茂木健一郎が、高校生はさっさと高校課程を1年ほどで終わらせて、数論とか量子統計力学(?)などを深く学んだ方がいい…なんてことをいっていたが、現状だと、普通の人は、学問と立身出世の選択を迫られそうだ。この本は、数学部で数論を研究した記録だがとても面白かった。一つのテーマを斬り込んでいくうちに、数学のさまざまな手法が身に付くから、数論を重点的に学ぶことで数学に親しむというのもありかも。2013/11/29

小鳥遊優葵

0
アマチュア数学者の枠を超えた研究。計算できればよい風潮のある高専でここまでやってるのはすごいとしか言いようがない。ただ、多くのことをつめこんでるので、テキストとしてはあんまり易しくはない。2013/03/17

oupo

0
パラ見。自分も高校へ行ってこういうよい先生や仲間に出会えていればなあと歯がゆく思う。自分一人だとめんどくさくて研究のようなことをやってみるというモチベーションがなかなか湧かないしねえ。ところでアメリカや中国の子供たちが進んでいるというところは心に残った2012/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/87435
  • ご注意事項