内容説明
質的研究の地平を切り拓きつつある研究者たちが自身の研究を事例として手法や手続き、研究に臨む姿勢などを紹介・解説。
目次
第1部 はじめて学ぶ人のために―総論編(医療・看護領域における質的研究の意義;インフォーマントとの関係づくりと倫理的配慮;科学論文としての質の向上にむけて:研究を評価するための手順の紹介)
第2部 実例から学ぶ質的研究―実践編(実例1:乳がん患者のセクシュアリティ;実例2:かかりつけ医に求められる条件;実例3:不妊女性のネガティブサポートにみる質的研究;実例4:がん医療における「望ましい」死;実例5:質的研究と死生学:ハワイの医療施設における病院チャプレンのありかたから;実例6:日本の看護師のケアの提供のあり方:患者を知るということ)
著者等紹介
秋田喜代美[アキタキヨミ]
1980年東京大学文学部社会学科卒業。86年教育学部教育心理学科卒業。1991年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。立教大学文学部助教授、東京大学大学院教育学研究科助教授を経て、2004年より東京大学大学院教育学研究科教授
能智正博[ノウチマサヒロ]
1984年東京大学文学部心理学科卒業。1997年シラキュース大学大学院教育学研究科博士課程修了、Ph.D.2006年より東京大学大学院教育学研究科准教授
高橋都[タカハシミヤコ]
岩手医科大学医学部卒業。10年間、東京慈恵会医科大学、立川中央病院などで内科診療に従事。その後、非常勤で臨床活動をするかたわら、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻を修了。博士(保健学)。現在、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻老年社会科学分野講師。専門、内科学・精神腫瘍学・公衆衛生学・性科学
会田薫子[アイタカオルコ]
成蹊大学文学部卒業。The Japan Timesの報道部記者としておもに医療と政治の分野を10年余にわたり取材。また、1年間休職し、ハーバード・メディカル・スクールの医療倫理プログラムで学びながら、脳死と臓器移植に関わる問題についてアメリカで取材活動を行う。その後、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程を修了。現在、同老年社会科学分野博士後期課程在籍。研究分野、終末期医療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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